そんなお悩みを解決いたします。
キャンパー憧れのキャンプギアといえば、ガソリンランタンですよね。
暖かな温もりのある光がキャンプの雰囲気をより良く演出してくれます。
そんなガソリンランタンを扱う際にキャンプ初心者が気になるポイントは、付け方から消し方までの流れではないでしょうか?
なので今回はキャンプ初心者が知っておきたい、ガソリンランタンの付け方から消し方まで詳しく解説いたします。
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目次
ガソリンランタンの特徴
[出典引用:Amazon]
ガソリンランタンはホワイトガソリンを主な燃料としたランタンを指します。
ガソリンランタンの特徴は大きく3つあります。
- キャンプのメインになる明るさ
- キャンプならではの手間を楽しめる
- 季節問わず使用できる
1つずつ詳しく見ていきましょう。
キャンプのメインになる明るさ
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他の燃料のランタンと比べ、ガソリンランタンは光量が大きく明るいのが特徴。
その明るさから、キャンプサイト全体を照らすメインランタンに最適なんです。
また、明るい所には虫が集まる習性がある為、ガソリンランタンは虫を寄せ付ける役割も担ってくれます。
キャンプサイトの中心から少し外れた所にガソリンランタンを吊るす事で、人が集まる場所から虫を遠ざける事が出来ます。
上手にガソリンランタンを配置しましょう。
キャンプならではの手間を楽しめる
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ガソリンランタンの大きな特徴は明かりを灯すのに手間がかかる事。
LEDランタンのようにボタン1つで付けられるのは便利ですが、せっかくの非日常空間にきたのならば、手間をかける時間も楽しんでほしい所。
簡単にいうと、ただダラダラしたいだけですが、キャンプを楽しむ上で重要なポイントかもしれません。
また、ガソリンランタンに明かりを灯した時の達成感は、便利なLEDランタンでは得られないもの。
ぜひ体験してもらいたいポイントですね。
季節問わず使用できる
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燃料には引火点という燃える為の最低温度があります。
この引火点が高いと気温が低い場所では燃料が燃えず、引火点が低いと気温が低くても燃料が燃えます。
ガソリンランタンの主な燃料であるホワイトガソリンは、引火点が-50度と低いため、気温が低い中でも燃焼し続けることができます。
冬場でも明るさを保ったまま照らし続けてくれるのは、安心ですよね。
ちなみに私が愛用しているガソリンランタンはこちら。
コールマン ワンマントルランタン 286A740J
[出典引用:Amazon]
2010年にロングライフデザイン賞を受賞した、コールマンのガソリンランタンです。
飽きのこないシンプルなデザインと燃費の良さから、キャンプ初心者にぴったりのランタン。
まずは定番のガソリンランタンから始めたいという方にもおすすめのランタンですよ。
ガソリンランタンに必要な道具
ガソリンランタンを使うにあたって、必要な道具があります。
準備していただきたいのがこちらの6つ。
- ガソリンランタン
- ホワイトガソリン
- ガスライター(チャッカマン)
- マントル
- はさみ
- フューエルファネル
ランタン本体と燃料は、もちろん必要ですし、火を付けるのにガスライター(チャッカマン)は必要不可欠ですよね。はさみはマントルの紐を切るのに使います。
残りのマントルとフューエルファネルについては、ひとつずつ説明いたします。
マントル
[出典引用:Amazon]
マントルはガソリンランタンで使用する発光体を指します。
マントルは一見するとただの袋のようですが、その袋に発光物質が塗られています。
マントルがないとガソリンランタンを光らせることができないため、準備し忘れないよう注意しましょう。
マントル
[出典引用:Amazon]
フューエルファネル
[出典引用:Amazon]
フューエルファネルは燃料をランタン本体に注ぐ際に使用します。
なぜなら、フューエルファネルは燃料をこぼさず使用できるだけでなく、燃料が目安の量になったら自然と止まるように出来ているからです。
ガソリンランタンでは、燃料を入れすぎると『ポンピング』という作業の際に、燃料が吹き出てくる可能性があります。
注ぎ口からどのくらい燃料が入っているか見えづらいため、フューエルファネルは非常に便利なのです。
準備しておいて損はない道具ですよ。
フューエルファネル
[出典引用:Amazon]
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ガソリンランタンの付け方
道具の準備も出来たところで、ガソリンランタンの付け方をご紹介いたします。
手順は大きく分けて4つあります。
①タンクに燃料を入れる
②ポンピングする
③マントルを取り付け、空焼きする
④点火し、ポンピングで調整する
手順の順番も重要なので、上から1つずつ詳しく見ていきましょう。
①タンクに燃料を入れる
フューエルファネルを使用して、ランタン本体に燃料を注ぎます。
燃料のホワイトランタンは気化しやすいため、タバコの火にも引火してしまう恐れがあります。
燃料を注ぐ際には、火気厳禁!と覚えておいてください。
②ポンピングする
ガソリンランタン特有の手順であるポンピングをおこないます。
ポンピングって何?
ポンピングは、ランタン本体の内部に圧力をかける作業を指します。
ポンピングによって、燃料のホワイトガソリンが気化して燃焼できるようになるため、しっかりとポンピングすることが重要になります。
とはいえ、意外と手順は簡単。
- ランタン本体についているポンプノブを左に2回転させる。
- ノブの先端の穴を親指で押さえ、引っ張って押し込む。
- ポンプノブが押し込めなくなるまで。何度もおこなう。
- ポンプノブが押し込めなくなったら、親指を外して押し込み、右に回して閉じる。
これでポンピングは完了です。
押し込んでいくうちに、空気がたまってノブが固くなっていくのを感じますよ。
③マントルを取り付け、空焼きする
ランタン本体にマントルを取り付け、空焼きをしていきます。
空焼きって何?
空焼きとは、マントルの不純物を燃やして発光する部分だけを残す作業を指します。
ガソリンランタンがうまく光るには、この空焼きをしっかりすることが重要なポイントになってきます。
手順はこちらも意外と簡単。
- マントルをしっかり袋状に広げてから、ランタン本体に取り付ける。
- 本体に取り付けたら、絞めて余った紐を切り取る。
- マントルの下部から火をつけて、マントルを燃やす。
- 一度黒くなってから、灰になって白になるのを待つ。
これで空焼きは完了。簡単にいうとマントルを一度燃やすだけですね。
この時注意するべきポイントは、マントルをしっかり広げること、取り付ける際に余った紐はきちんと切り取るということ。
空焼きした後のマントルは非常に繊細なので、うかつに触れないように細心の注意を払いましょう。
皆さんは同様の失敗が無いように気を付けてくださいね。
④点火し、ポンピングで調整する
いよいよ点火します。ホヤの下からガスバーナーを差し込み、マントルに火を近づけます。
そして本体中央部にある燃料バルブを左に回すと、マントルに火が移ります。
マントルに火が付いたら、先ほどのポンピングを再度おこない、灯りを安定させます。
これで、ガソリンランタンの点火手順は完了です。
文字だけでは伝わりづらいという方は、こちらの動画もチェックしてみてくださいね。
ガソリンランタンの消し方
ガソリンランタンの点火方法について知ったところで、ガソリンランタンの消し方についてご紹介いたします。
ガソリンランタンを消す手順はこちら。
①燃料バルブを右に回して閉じる
まず燃料バルブを閉じ、火を消します。
燃料バルブを閉じても、燃料が通る管であるジェネレーターの中に燃料が残っているので、マントルが燃え尽きるまでしばらく待ちましょう。
この時、灯りが消えたからとすぐに触ってしまわない様に気を付けてください。
ガソリンランタンを消した本人は消えたばかりだと分かりますが、周囲の人にはパッと見ただけでは判断できません。
特にお子様がいる時は、ランタンスタンドで吊るす等、手の届かない場所で冷ますのがおすすめですよ。
②空気圧を抜く
しっかり冷めた事が確認出来たら、最後に燃料キャップを緩め、ガソリンランタン内の空気圧を抜きましょう。
空気圧が残ったままだと、保管の際に室温などで気圧が上がる恐れなどがあり大変危険です。
これでガソリンランタンの消し方は終了です。
点火する手順と比べ、とても簡単ですよね。
とはいえ、手順を先に知っておくと安心して操作できますよね。
しっかりポイントを押さえて、安全にガソリンランタンを消して下さいね。
キャンプ初心者必見!ガソリンランタンの付け方から消し方まで徹底解説:まとめ
今回はキャンプ初心者に向けて、ガソリンランタンの付け方から消し方までご紹介いたしました。
今回の記事のポイント
- ガソリンランタンは非日常感を楽しめるランタン
- マントルはガソリンランタンの電球の役割がある
- ポンピングはしっかり押し込むことが重要
- ガソリンランタンを消した後はしっかり冷めるまで待ちましょう
ガソリンランタンの消し方は非常にシンプルな手順で覚えやすいですよね。
だからこそ、消し方まで解説している記事があまり無かったのだと思います。
でも、キャンプ初心者は消し方までしっかり知っておきたいですよね。
この記事を参考に、ガソリンランタンの付け方から消し方まで学んで、ガソリンランタンでキャンプをより明るく楽しくお過ごしください。
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