そんな疑問を解決いたします。
キャンプの夜を明るく照らしてくれる、ランタン。
その中でも、ベテランキャンパーに指示されているのが、ガソリンランタンです。
ガソリンランタンの味わい深い灯りは、キャンプサイトでの存在感を際立たせます。
そんなガソリンランタンですが、着火するのに時間がかかってしまうのではないかと不安に思っている方も多いのではないのでしょうか。
今回はそんなお悩みを持つキャンプ初心者の方にも分かりやすい着火の手順と着火にかかる時間についてお伝えします。
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目次
ガソリンランタンの魅力
[出典引用:Amazon]
ガソリンランタンの魅力は大きく3つあります。
- 季節問わずにとにかく明るい
- 燃焼時間が長い
- 音で癒される
1つずつ見ていきましょう。
季節問わずにとにかく明るい
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ガソリンランタンは他のランタンと比べて、圧倒的に明るいのが特徴。
また、ガソリンランタンの主な燃料であるホワイトガソリンは引火点が低いので、寒い場所でも安定した明るさを提供してくれます。
引火点=燃料が燃え始める温度。引火点が低いと気温が低い場所でも燃焼することが可能。
サイズもしっかりあるので、見た目も機能も頼もしい存在です。
燃焼時間が長い
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ガソリンランタンは燃焼時間の長さも大きな特徴の1つ。
マントルの数や大きさにもよりますが、ガソリンランタンの燃焼時間は大体7~15時間となっています。
燃焼時間が長いので、暗くなりすぎて手元が見えなくなる前に着火しておいても大丈夫。
早めの行動で、暗い夜に備えておきましょう。
音で癒される
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ガソリンランタンの燃焼する音は、何ともいえない癒しの音がするんです。
ガソリンランタンの燃焼音については、こちらの動画で確認してくださいね。
ガソリンランタンで使われている部品を知ろう
[出典引用:Amazon]
上記の画像のように、ガソリンランタンには多くの部品が使用されています。
その中でも重要な部品を3つご紹介いたします。
マントル
ガソリンランタンの光源となる重要な部品。
ランタンの点火作業前に「空焼き」という下準備が必要になります。
空焼きとは マントルを一度焼いてしまい、マントルに残っている不純物を取り除いて、発光部分のみ残す作業のこと。 作業は簡単でガソリンランタンに取り付けたら、一度燃やすだけで完了。
一度マントルを空焼きすることで、ガソリンランタンの明るさが安定します。
マントルがなければガソリンランタンは光る事が出来ない為、予備もしっかり準備しましょう。
また、空焼き後のマントルはかなり破れやすくなっています。
皆さんは空焼き後のマントルに触れないよう、注意してくださいね。
コールマン マントル
[出典引用:Amazon]
ジェネレーター
ガソリンランタンの中央を通る管で、燃料を液体から気体へと気化させてくれる大切な部品です。
ココがポイント
ジェネレーター内部が汚れてしまうと、燃料が上手に気化されなくなり、ガソリンランタンがきれいに光らなくなってしまいます。
キャンプにはマントルと共に、ジェネレーターの予備も準備して行きましょう。
コールマン ジェネレーター
[出典引用:Amazon]
ポンプノブ
ガソリンランタンの点火作業に欠かせない「ポンピング」をする部品で、ポンプブランジャーとも呼ばれます。
ポンピングは燃料タンク内に空気を送り込み、タンク内を加圧する作業を指します。
ポンピングによってタンク内に空気が充満して燃料が運ばれる為、ポンプノブは非常に重要な部品ですね。
ポンプノブの先にはポンプカップという部品があり、この部品がきちんとはまっていないと空気が漏れてしまい、ポンピングすることができません。
ポンプカップはポンプノブと合わせて重要な部品と覚えておきましょう。
コールマン(Coleman) ポンププランジャー一式
[出典引用:Amazon]
ガソリンランタンの着火手順と操作にかかる時間
ガソリンランタンの部品について知ったところで、いよいよガソリンランタンの着火手順と操作にかかる時間について、お伝えいたします。
ガソリンランタンの着火手順は大きく分けて4つ。
①タンクに燃料を入れる
②ポンピングする
③マントルを取り付け、空焼きする
④点火し、ポンピングで調整する
上から1つずつ詳しく見ていきましょう。
①タンクに燃料を入れる
ランタン本体に燃料を注ぎます。
燃料のホワイトランタンは気化しやすいため、タバコの火にも引火してしまう恐れがあります。
燃料を注ぐ際には、火気厳禁!と覚えておいてください。
フューエルファネルという部品を使用すると、1分程度で燃料を注ぐことが可能。
燃料の入れすぎも防いでくれるので、準備しておくことをおススメします。
コールマン フューエルファネル
[出典引用:Amazon]
②ポンピングする
ガソリンランタン特有の手順であるポンピングをおこないます。
ポンピングによって、燃料のホワイトガソリンが気化して燃焼できるようになるため、しっかりとポンピングすることが重要になります。
とはいえ、手順は意外と簡単。
- ランタン本体についているポンプノブを左に2回転させる。
- ノブの先端の穴を親指で押さえ、引っ張って押し込む。
- ポンプノブが押し込めなくなるまで。何度もおこなう。
- ポンプノブが押し込めなくなったら、親指を外して押し込み、右に回して閉じる。
これでポンピングは完了です。
ポンピングは大体50~60回を目安におこないましょう。
操作時間はポンピングする人の力によって少し異なりますが、大体5分前後が目安となります。
③マントルを取り付け、空焼きする
ランタン本体にマントルを取り付け、上記でも説明した空焼きをしていきます。
ガソリンランタンがうまく光るには、この空焼きをしっかりすることが重要なポイントになります。
空焼きの際、マントルをしっかり広げること、取り付ける際に余った紐はきちんと切り取ることに注意しましょう。
余った紐が燃えてしまい、マントルに穴が空いてしまいますので、気を付けましょう。
操作時間の目安は5~7分前後。
不器用でなくても最初は不慣れで時間がかかるものなので、慌てず作業をしましょう。
④点火し、ポンピングで調整する
いよいよ点火します。ホヤの下からガスバーナーを差し込み、マントルに火を近づけます。
そして本体中央部にある燃料バルブを左に回すと、マントルに火が移ります。
マントルに火が付いたら、先ほどのポンピングを再度おこない、灯りを安定させます。
これで、ガソリンランタンの点火手順は完了です。
最後の操作時間はおよそ5分ほど。落ち着いてポンピングが出来たら、もっと早くできますよ。
ガソリンランタンは着火する手順を覚えておくと、おのずと操作時間も短くなります。
文字だけでは着火手順が分かりづらいという方は、こちらの動画もチェックしてみてくださいね。
着火するまでの時間が知りたい!ガソリンランタンの疑問を解決しよう:まとめ
今回はガソリンランタンの着火手順と着火にかかる時間についてお伝えしました。
今回の記事のポイント
- ガソリンランタンの燃焼時間は約7~15時間
- ガソリンランタンの燃焼する音は癒される
- ポンピングは押し込む力が重要
- ガソリンランタンを着火するまでにかかる時間は15~20分程度
ガソリンランタンを着火する際にかかる時間をお伝えしましたが、正直操作している時はあまり時間を考えていません。
というのも、非日常空間を味わうのがキャンプの醍醐味なので、時間に追われて作業する事があまりないのです。
この記事でお伝えした操作時間は目安として考えて頂き、ご自身のペースでガソリンランタンを着火しましょう。
ガソリンランタンは手間を楽しむランタンです。
あなたもこの記事を参考に、キャンプでの非日常感を楽しんでくださいね。