
そんな疑問にお答えします。
キャンパーに長年愛されてきたガスランタンとガソリンランタン。
しかし、近年では高性能のLEDランタンが登場してきました。
キャンパーの中には、ガスやガソリンのランタンは今後必要なくなると考える方もいると思います。
確かにLEDランタンは便利で安全に使用できるため、とても重宝します。私も必ず1つは持っていくアイテムです。
でもキャンプに慣れてくると物足りなさを感じませんか?
もっとキャンプを楽しみたい、本格的なランタンを扱ってみたいなどの思いが浮かんできますよね。
ガスランタンとガソリンランタンがその疑問を解決してくれるかもしれません。
この記事ではガスランタンとガソリンランタンが愛用され続ける理由を解説します。
それぞれの良さを知ってキャンプの夜をすばらしいものにしましょう!
目次
ガスランタンとガソリンランタンが愛用される理由
まずガスランタンとガソリンランタンが愛される共通点について見ていきましょう。
夜の雰囲気を壊さない明るさ
キャンプの夜って空を見上げると星がきれいですよね。でも、森などに目を向けると暗くてとても不気味。
自然の中にいると想像以上の暗さにびっくりする方もいると思います。
街の中で生活していると余計にキャンプの夜の暗さにはハッとさせられますよね。
そこで頼りになるのがランタンです。
メインランタンには1,000ルーメン必要
キャンプにはサイト全体を明るく包み込むように照らしてくれるメインランタンが必須です。
一般にメインランタンには1,000ルーメン以上の明るさが必要といわれます。
この点、ガスランタンとガソリンランタンはこの条件を満たす圧倒的な明るさを持ちます。
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ガスランタン1つでとても明るいですよね!
ちなみにLEDランタンでも1,000ルーメン以上の明るさのものがあります。
ただ、LED特有の光は周りを照らす力が弱かったり光源がまぶしすぎると感じる方もいるようです。

明るすぎるなら光量を調節できる
ガスランタンとガソリンランタンには光量調節のつまみがあります。
明るさを抑えて食卓用のサブランタンに代用することも可能ですよ。
ガスかガソリンのいずれかを持っていれば、メインランタンにもサブランタンにもなって大活躍です。
包み込むような優しい光
ガスランタンとガソリンランタンは独特の包み込むような雰囲気があります。
大光量でありながら夜の雰囲気も崩さないんです。
特にガソリンランタンは暖色系の優しい雰囲気がありますよ。
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非日常的な夜を予感させるガソリンランタンの光ですね。
手間はキャンプの醍醐味!?
大光量で雰囲気もあるガスランタンとガソリンランタンですが、もう1つキャンパーの心をわしづかみする理由があります。
それは空焼きやメンテナンスなどの作業が必要なこと。
「え?面倒じゃない?」と思う方もいるでしょう。でもそれがいいんです!
手間を楽しめる
手間も愛用される重要な要素。
ガソリンランタンはポンピングやメンテナンスが必要ですし、比較的手間が少ないガスランタンにも空焼きがあります。
空焼きやメンテナンスなどの作業は一見手間です。
でも見方を変えれば楽しいキャンプ体験の一部。
長く続けているベテランキャンパーにはこういった手間を楽しんでやっている方も多数。
慣れてくると邪魔なものからキャンプに欠かせないものになってきますよ。
愛着が湧く
手間をかけると自然と愛着も出てきます。
ガスもガソリンも愛着をもって手入れをすると、何十年も使うことができるのも魅力ですね。
私の場合、愛着のあるランタンを使いたいがために家族をキャンプに誘っているのかもしれません。
魂胆を見抜いている家族にはいつも笑われてしまいますが…。笑
面倒なはずの手間が愛着や楽しみにつながるなんて不思議ですよね。
利便性や効率性とは真逆です。
ポイント
- 暗闇を照らす大光量のメインランタンがほしい
- キャンプを楽しむには雰囲気づくりが必須
- 手間と愛着がさらに楽しみをもたらす
ガスランタンとガソリンランタンはこの3点を兼ね備えている
自分に合ったランタンを選ぶ

ガスとガソリンの共通のメリットが分かったところで、次はそれぞれの違いについて見ていきましょう。
ガスランタンの特徴
初級者におすすめ
とても操作が簡単でメンテナンスもほとんど必要ありません。
私も使用後に軽く表面を拭くだけしかメンテナンスはしていません。ガソリンランタンと比べると簡単で便利ですよ。
始めたばかりでまだキャンプに慣れていない方や行く回数が少ない方におすすめです。
必要な手間はマントルの空焼きだけ。
簡単すぎず難しすぎず、手間と利便性のバランスが程よくとれています。
燃料について
ガス缶1本使い切るのに数時間程度なので燃費が大きな弱み。予備の携帯は必須ですね。
また、気温が低いと火力が安定しないことがあるので冬のキャンプには不向きです。
ガソリンランタンの特徴
中級者以上におすすめ
マントルの空焼きはガスと一緒ですが、ガソリンにはさらに必要な作業があります。
光量を強めるためのポンピングや使用後にガソリンを抜く、掃除するといったメンテナンスも必須。
ひとつひとつの作業は簡単ですが、キャンプにはテント設営や料理といったランタン以外の準備もあります。
キャンプを始めたばかりの頃は面倒に感じてしまいますよね。
キャンプにある程度慣れてきた中級者くらいから購入を考えたほうがいいかもしれませんね。
一連の手間が楽しいと感じるようになるとキャンプの楽しみが一層増しますよ。
燃料について
ガソリンランタンの燃費はとてもいいです。
ガスランタンはガス缶一本分使い切るのに数時間程度ですが、ガスの2-3倍はもちます。
-20度でも使えるので、ガスと違い一年中安定して使えますよ。
選び方のポイント
ガスがおすすめの方
- キャンプを始めたばかり
- キャンプへ行く回数が少ない
- 手間と利便性のバランスが欲しい
ガソリンがおすすめの方
- キャンプに慣れた中級者から上級者
- 冬や寒冷地でキャンプをする
- 手間を楽しめる
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おすすめランタンを紹介
今回ご紹介するのはコールマン社の製品です。
コールマンは言わずと知れた高い技術と信頼の実績をもつ老舗メーカー。
手に入るガソリンランタンは実質コールマン社の製品のみですし、魅力的な大光量のガスランタンはおすすめですよ。
ガスランタンのおすすめ
2500ノーススター LPガスランタン
[出典引用: コールマン公式HP]
ガスランタンの定番といえばコールマンのノーススターLPガスランタン。
約1543ルーメンの圧倒的明るさでメインランタンとして申し分ありません。
包み込むような光とデザイン性があり、使いやすさも抜群ですよ。
グリーンとレッドのほか期間限定のカラーが販売されることもあるので要チェック。
数あるガスランタンの中でも非常に高い人気を誇ります。
燃焼時間はLPガス470gで約4-8時間程度。
ノーザンノバ
[出典引用: コールマン公式HP]
明るさはなんと2500ノーススターの2倍の約3,000ルーメン。
光量の調節はつまみで簡単にできます。
折りたたみの足がついているので、安定した設置ができて持ち運びも簡単です。
燃焼時間はノーススターと同じく約4-8時間(Lp470g缶使用時)。
重さ(約1.9kg)と価格がやや悩みどころですね。
番外編:ルミエールランタン
[出典引用: コールマン公式HP]
メインランタンにはなれないけど雰囲気抜群の人気ガスランタン。
ロウソクの揺らめくような優しい光が特徴です。
卓上ランタンにほしい最高の一品。
ガソリンランタンのおすすめ
ガソリンランタンの主力製品3つをご紹介します。
ワンマントルランタン
[出典引用: コールマン公式HP]
100年以上ガソリンランタンに携わってきたコールマンの顔といえる商品。
温かみのある光の色合いと-20度の寒冷地でも安定した火力を出せます。
難点を言えば、メインランタンにするにはもう少し明るさがほしいところです。
ツーマントルランタン
[出典引用: コールマン公式HP]
2つのマントルを装着して使うガソリンランタン。
使い方はマントルを2つ使うこと以外ワンマントルランタンと同じ。
2500ノーススターに匹敵する明るさがあるのでメインランタンにバッチリです。
ノーススター チューブマントルランタン
[出典引用: コールマン公式HP]
ガソリンランタンの中で一番の明るさ。
2500ノーススターLPガスランタン以上の大光量で周りを明るく照らします。
今回紹介したランタンの中で価格が最も高いのが難点ですが、長期的に使うなら燃費の面でガソリンランタンよりもお得かもしれませんね。
ちなみにガソリンランタンは個数制限があるため、なくなり次第廃版になってしまいます。
リニューアル商品が出るまでお探しのガソリンランタンが入手が困難なことも。
コールマン公式HPは要チェックですよ。
ガソリンランタンとガスランタンは本当に必要?愛用され続ける理由: まとめ
ポイント
- 十分な明るさのメインランタンが必須
- キャンプの夜を盛り上げるためには雰囲気づくりも必須
- 手間や愛着もキャンプをよりよいものにしてくれる
- 自分に合ったランタンを選ぶ
初めてのキャンプはテントを設営したり、料理の準備をしたりとやることがたくさんあって大変ですよね。
でも慣れてきたらキャンプを過ごす時間をもっといいものにしたいと考えるもの。
それを実現する手助けをしてくれるのがガスランタンやガソリンランタン。
キャンプにはこれからもガスランタンとガソリンランタンが必要です。
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