そんな疑問にお答えします。
多くのキャンパーに親しまれているフュアーハンドランタン。
柔らかな灯りでキャンプの雰囲気をオシャレに演出してくれます。
キャンプ初心者の方からすると、フュアーハンドランタンがどんなランタンなのか、何故キャンパーに人気なのか、気になりますよね。
今回はそんなキャンパーに人気のフュアーハンドランタンの種類や特徴をお伝えします!
ぜひランタンの購入に悩んでいる方は参考にしてくださいね。
目次
フュアーハンドランタンの特徴
フュアーハンドランタンとは1893年にドイツで誕生し、120年以上の歴史をもつオイルランタンです。
別名『ハリケーンランタン』とも呼ばれ、ハリケーンのような強い風でも消えない高い防風性能を備えていることが大きな特徴。
サイズは15cm×26cm、重量は約520gと持ち運びしやすいサイズで、燃焼時間は20時間以上となっており、夕方から火を着けても一晩中照らし続けてくれます。
このタフなスペックがキャンパーに愛される魅力の1つと言えるでしょう。
フュアーハンドランタンの構造
[出典引用:Amazon]
フュアーハンドランタンが強風でも火が消えないのは、その構造に理由があります。
フュアーハンドランタンの仕組み
- ランタンの炎の上昇気流により新鮮な空気が左右両側のパイプを下っていく
- それが下部のバーナーに送り込まれ燃焼を促進させる
- その炎によってまた上昇気流が生まれて循環する
このシンプルかつ画期的な構造により、強い風が吹いても消えないという仕組みができています。
ガソリンランタンなどの加圧式ランタンでは、ポンピングという燃料と加圧された空気を送る作業が必要ですが、フュアーハンドランタンはその作業は不要!
燃料を入れて芯に着火するだけで使用できるので、キャンプ初心者でも簡単に扱えますよ。
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フュアーハンドランタンの種類について
現在、フュアーハンドランタンはベイビースペシャル276が唯一のモデルとして生産されています。
稀にビンテージ品が出回っていることもありますが、一般的にはフュアーハンドランタン=「ベイビースペシャル276」のことだと思って大丈夫なようです。
モデルは1つですが、カラーバリエーションで3つのラインナップに分かれています。
ジンク
[出典引用:Amazon]
フュアーハンドで最もスタンダードな、亜鉛メッキのみの「ジンク(亜鉛)」という、メッキそのままのカラーです。
シンプルかつ味のあるカラーと本体価格の安さから、フュアーハンドランタンを持つキャンパーはこのジンクを持っていることが多いですね。
カラー
[出典引用:楽天市場]
ジンクをベースにし、様々なカラーで塗装されたフュアーハンドランタンのこと。
カラーラインナップの一例
- ジェットブラック
- テレマゼンタ(ピンク)
- ルビーレッド(赤)
- コバルトブルー(青)
- シグナルイエロー(黄色)
- ピュアホワイト(白)
様々なカラーが生産されている一方で、生産終了されているカラーもあります。
サプリーム
[出典引用:Amazon]
カラーと比べて落ち着いた色合いのアンティークカラーが特徴。
見た瞬間、絶対欲しいと思った人は私だけでないはず…!インテリアとして飾ってもおしゃれですよね。
高級感がありますが、その分価格は少し高めです。
ほかの人と差別化を図りたい人は、サプリームがおすすめですよ。
フュアーハンドランタンのメリット
フュアーハンドランタンがキャンパーに愛される理由は、強風に負けないタフな構造だけではありません。
それぞれ、順番に見ていきましょう。
デザインがオシャレで映える
まずはデザインがオシャレで、シンプルかつレトロなデザインは可愛いともかっこいいとも言えます。
また、フュアーハンドランタンに灯りを灯すだけで、キャンプサイト全体の雰囲気がオシャレになり、食事なども映えるのです。
生の炎だからこそ出せる暖かくて優しい光は、癒しの空間を演出してくれます。
コスパが良い
フュアーハンドランタンは燃焼時間が20時間以上あり、とても燃費が良いランタンです。
燃料は灯油かパラフィンオイルですが、灯油だと一回の使用で数十円と圧倒的に安く済みます。
私はメンテナンスがより楽なパラフィンオイルをおすすめします。
[出典引用:Amazon]
燃焼時間が長いので、パラフィンオイルでもランニングコストは抑えられます。
また、ガソリンランタンなどの加圧式ランタンと比べて本体価格もリーズナブルなので、購入するハードルがとても低いです。
フュアーハンドランタンのデメリット
フュアーハンドランタンにはメリットだけでなくデメリットもあります。
照明としては暗い
メインランタンとして使うには光量が足りません。照らせても手元ぐらいです。
あくまでも雰囲気づくりのランタンとして捉えておきましょう。
オイル漏れに注意
フュアーハンドランタンで燃料を扱う際に、燃料漏れに気を付けなければなりません。
芯が出ている場所だけでなく、各つなぎ目部分は密閉構造になっていません。
そのため、燃料が中に入った状態で傾けてしまうと、簡単に燃料が漏れてきてしまいます。
燃料は多く入れすぎないようにするのがポイントです。
火傷に注意
ランタンの点灯中は上部の部分が熱くなっていて、触ると普通に火傷してしまいます。
消灯したすぐ後も熱を持っているので、しっかり冷めたのを確認してから収納するようにしてください。
お子様がいるキャンプでは触らないように、高い位置に吊るして利用することをおすすめします。
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種類は1つだけ⁈フュアーハンドランタンの種類と特徴を徹底解説:まとめ
今回はフュアーハンドランタンの種類や特徴についてまとめてみました。
まとめポイント
フュアーハンドランタンは120年以上の歴史あるランタン。
強い風でも消えない高い防風性能を備えているのが特徴。
キャンプ初心者でも扱いやすい。
ベイビースペシャル276が唯一のモデル。
メインランタンよりもサブランタンとしておすすめ。
フュアーハンドランタンは性能面のみならずデザイン性も優れている為、キャンパーなら絶対に1つは持っておきたいアイテムです。
フュアーハンドランタンを置いて、キャンプをもっとオシャレに楽しみましょう!