そんな疑問にお答えします。
ガスランタンやガソリンランタンはキャンプの夜を特別なものにしてくれる重要アイテム。
あの明るさと独特の雰囲気はとても魅力的ですよね。
マントルランタンの明るさになくてはならないものがマントル。
でも、たくさんのマントルがあってどれを選んでいいか迷っていませんか。
名前がいろいろあって形も似ているのでまぎらわしいですよね。
他にも種類の違いや使い方などマントルについての疑問はつきません。
かく言う私もお店で予備のマントルを購入する際、形の似ているマントルだらけでどれを選んでいいか毎回あたふたしていました。
今回はマントルの種類と正しい選び方について詳しく解説していきます。
目次
①上からかぶせるタイプのマントル
マントルの種類は大きく分けると実は3つだけ。
意外と少ないですよね。
それでは順番に解説していきます。
1つ目は上からかぶせるタイプです。
提灯のような形が特徴です。
ランタン下部から上へ向かって伸びているバーナーにマントルをかぶせるようにして装着します。
バーナーに突き通して装着するので、上下に穴が空いています。
そのため、両穴型や両切り型と呼ばれることがあります。
上からかぶせるタイプのマントルは小型大型を問わず数多くのマントルに使われていますが、特にガスランタンが多いですね。
ガスランタンは他のマントルランタンに比べて操作やメンテナンスが簡単です。
そのためベテランキャンパーはもちろんキャンプ初心者にも人気のランタンです。
フィールドガスランタンL(キャプテンスタッグ)
[出典引用: Amazon]
上からかぶせるタイプのおすすめランタンはこちらのフィールドガスランタンL。
このガスランタンの明るさは150Wと大光量。
サイト全体を照らすメインランタンにおすすめです。
光量調節のつまみで明るさを抑えれば、食卓を飾るテーブルランタンなどいろいろな使い方ができますよ。
キャプテンスタッグ マントルL
[出典引用: Amazon]
フィールドガスランタンLに対応するマントルはこちら。
キャプテンスタッグのマントルはSMLの3サイズあります。
フィールドガスランタンLのマントルはLサイズですのでお間違えなく。
②吊り下げるタイプのマントル
2つ目はバーナーに吊り下げて使うタイプのマントルです。
バーナーに固定するためのひもや金属製のワイヤーが口(穴)についている袋の形をしたマントル。
ランタン上部から下に向かって伸びているバーナーにマントルを固定して、吊り下げて使います。
このタイプは加圧式のマントルランタンに使われます。
加圧式のマントルランタンはコールマンのガソリンランタンが一般的。
他にも日本ではあまり見かけませんが、灯油を燃料とするケロシンランタンにも使われますよ。
加圧式のマントルランタンは燃費や光の雰囲気などの点が優れています。
しかし、ポンピングやメンテナンスが必要となるので、キャンプに慣れてきた中級者におすすめしたいランタンです。
ワンマントルランタン(コールマン)
[出典引用: Amazon]
吊り下げるタイプのランタンの定番と言えばコールマンのワンマントルランタン。
テントサイトを十分に照らす明るさ(130W)がありながら、ガソリンランタン特有の暖かみのある雰囲気の光を放ちます。
キャンプの夜を特別にしてくれること間違いなしですよ。
21A型マントル
[出典引用: Amazon]
ワンマントルランタンの適合マントルは21A型マントル。
そして画像はインスタクリップつきの21A型です。
インスタクリップ(緑のタグ)をひねるだけでワイヤーをバーナーに固定可能。
ひもより装着が簡単で便利です。
③複合タイプのマントル
3つ目は複合タイプです。
コールマンの一部のランタンだけに使われる珍しいタイプのマントル。
マントルランタンの中でも大光量のものに使われます。
正式名称は95型マントルといい、形状からチューブ型やアコーディオン型と呼ばれることも。
吊り下げるタイプのように下向きに伸びているバーナーにマントルの口(穴)をひもやワイヤーで固定します。
上からかぶせるタイプのように下にも口がついていて、下の口はマントル下部にあるマントルサポートという部分に固定して使います。
2500ノーススターLPガスランタン(コールマン)
[出典引用: Amazon]
複合タイプのランタンでぜひおすすめしたいのがこの2500ノーススターLPガスランタン。
1,543ルーメン(200W相当)と驚きの明るさです。
私のお気に入りランタンの1つで、器具栓つまみがクマさんみたいでかわいいと思って愛用しています。
使い方も簡単なので1つ目のマントルランタンにおすすめですよ。
95型マントル
[出典引用: Amazon]
95型マントルの形はとても個性的。
このマントルを見るたびに昔祖父が食べていたお惣菜のちょろぎを思い出します。
上下のワイヤーはひねるだけで簡単にバーナーとマントルサポートに固定することができますよ。
マントルの正しい選び方
マントルの種類は分かりましたが、実際に自分のランタンにどのマントルを使っていいか迷ってしまいますよね。
そんな時はまず純正品を使ってみましょう。
基本的に純正品を使う
マントルランタンには適合するマントルが必ずあります。
メーカーがこのランタンにはこのマントルを使ってくださいという純正品です。
ランタンの説明書もしくはメーカーのホームページでマントルの型番や名称を確認してみましょう。
純正品を使えばマントルを選ぶ際に迷うことがなくなります。
慣れてきたら代用品も使ってみる
純正品のマントルが望ましいですが、近くのお店で販売していない場合や廃版になって生産自体がストップしている場合があります。
または、災害などの緊急時に純正品のマントルが手元にないという場合も考えられます。
そういった場合は代用品を使ってみましょう。
実は、純正品ではないマントルでも基本的にどんなマントルランタンにも使用できます。
純製品に近い形とサイズのものを選ぶ
ただ、純正品とあまりにも形状とサイズが違うマントルを使用するとうまく燃焼しない、すぐに壊れるといったことがあります。
代用のマントルはなるべく純正品に近いものを選びましょう。
代用品の使用は自己責任
また、万が一何か問題があったときに代用品は純正品と違い製造物責任法(PL法)を受けられません。
代用のマントルは自己責任になることを理解した上で使用してください。
大王マントル
[出典引用: Amazon]
代用品のマントルは数多く販売されています。
その中で大王マントルは空焼き後でも破れにくいと一部のキャンパーから大人気。
吊り下げるタイプの他にも品質の良い豊富なラインナップを取り揃えています。
代用のマントルを検討している方におすすめです。
ランタンのマントルの種類はいくつある?各マントルの特徴と選び方: まとめ
まとめポイント
マントルの種類は主に3つ
- 上からかぶせるタイプ(提灯型)
- 吊り下げるタイプ(袋型)
- 複合タイプ(チューブ型、アコーディオン型)
マントルの選び方
- 純正品を使うことが基本
- 代用品は純正品に似ているものを使う
- 代用品の使用は自己責任
たくさんのマントルがあって迷ったら、純正品を選べば間違いありません。
キャンプに慣れてきたら代用のマントルを探してみるのも面白いですよ。
マントルランタンを使いこなして、キャンプの夜をよりよい時間にしていきましょう。