その質問にお答えします。
ランタンの性能重視というよりも、『オシャレな雰囲気を重視してキャンプを楽しみたい』という方に特に人気のベアボーンズランタン。
私もその中の一人で、キャンプの夜を彩るのにピッタリだと思いデザインに一目惚れして選びました。
勢いで購入しましたが、メインランタン向きの明るさではなかったので、現在はサブランタンとして愛用中です。
そこで今回はベアボーンズのランタンについて、キャンプに必要な明るさや、明るさの単位と合わせて解説します。
この記事を読むと、明るさについて詳しくなり、ランタンなどの照明を選ぶ際に役立ちますよ。
目次
ベアボーンズのランタンについて
最近よく聞くベアボーンズですが、あまり良く知らないという方も多いですよね。
まずは、ベアボーンズについて簡単に解説します。
ベアボーンズってどんなブランド?
ベアボーンズはアメリカで2012年に設立し、2017年に日本に上陸しました。
人気が広がるキッカケとなったのは、BAREBONES SYSTEMS, LLC社の日本輸入総代理店であるA&Fでの輸入販売です。
ランタン以外にも、キャンプなどのアウトドアや日常生活でも使えるキッチン用品など、役立つアイテムを多数取り扱っています。
ベアボーンズランタンの特徴
ベアボーンズで扱っているランタンは全てLEDタイプなので、小さな子供さんがいる家庭や、テントの中で使っても安全です。
LEDタイプといっても、給電方法には充電式、乾電池式、電源式の3パターンあります。
注意
電源式は電源の準備が必要なので、アウトドアに持って行くときは注意が必要です。
また、ベアボーンズランタンのデザインの特徴として、レトロ感がありオシャレなところや、落ち着きのある本体カラーがあげられます。
他のブランドではあまり見ない、吊り下げたり連結させるタイプもあるのも魅力ですね。
キャンプに必要なランタンの明るさは?
キャンプの夜は思っているよりも暗いため、ランタンは欠かすことの出来ないキャンプギアです。
ファミリーキャンプやソロキャンプ、メインランタンやサブランタンで必要なランタンの明るさは変わります。
ベアボーンズのランタンを紹介する前に、ランタンの明るさについて解説します。
明るさの単位
明るさを表す単位って色々ありますよね。
私が聞いたことがあるものは以下の5つです。
- ワット
- ルーメン
- カンデラ
- ルクス
- キャンドルパワー
それぞれが何を表しているのか簡単に紹介していきます。
ワット(w)
日常生活の中でもよく見かけるのがワットです。
ワットは明るさを表す単位だと思っている方も多いと思いますが、実際は光源となる照明器具が消費している電力を示す単位のことをいいます。
ワット数が高いほど消費電力は高くなり、消費電力が多いと結果的に明るくなるため、明るさを選ぶ目安になります。
ルーメン(lm)
ルーメンとはライトの明るさではなく、光源から放たれる光の束の大きさを表す数字のことで、照明の性能を比べる時に便利な単位です。
ルーメンの値が大きいほど、照明の放つ光量が大きいということになります。
LEDランタンの明るさは、このルーメンで表されます。
ルクス(lx)
ルクスは照らされた場所の明るさを表す数字のことで「照度」とも呼ばれます。
光源となる照明器具からの距離が遠いほど、ルクスの値は小さくなります。
カンデラ(cd)
カンデラとは、照明器具などから放たれる光の強さを表す数字のことで、その数値が高いほど明るくなります。
カンデラとはラテン語でロウソクを意味する言葉で、1cdは一般的なロウソク1本の明るさとほぼ同じです。
キャンドルパワー(cp)
キャンドルパワーは、ろうそくを基準とした明るさの単位で、1CPはろうそく1本分の明るさです。
キャンドルパワーは曖昧なため、現在日本では明るさの単位として使われていません。1948年、国際的にカンデラに統一されました。
メインランタンに必要な明るさ
ファミリーキャンプで快適に過ごすために必要なメインランタンの明るさは、1000ルーメン以上、または200ワット以上と言われます。
ベアボーンズのランタンはLEDランタンなので、メインランタンとして使用するなら1000ルーメン必要ということになりますね。
ファミリーキャンプと比べ、それほど広い範囲を照らさないソロキャンプの場合でも400ルーメンは必要です。
しかし、現在ベアボーンズのランタンは、光量が多いものでも250ルーメンなので、メインランタンには向いていません。
サブランタンに必要な明るさ
サブランタンとは、メインランタンでは足りない部分の明かりを補(おぎな)うもので、テーブルランタンやテントランタンもその1つです。
どのくらいの明るさが必要といった決まりはなく、使用するシーンや好みによって変わります。
極端な例ですが、テント内で使うランタンの明かりが白色で1000ルーメンもあると明るすぎますよね。
テント内は、暖色で明るさが調整できるものがおすすめです。
先ほどお伝えしたように、ベアボーンズのランタンは光量が多くないのでサブランタンに向いています。
ベアボーンズのランタン5選
『明るさの単位』で解説しましたが、LEDの明るさを表す単位はルーメンで統一されています。
ここからは、ベアボーンズの商品を明るさも含めて紹介します。選ぶ際の参考にして下さい。
ビーコンライトLED
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サイズ:約15.2×7.6cm
明るさ:30〜220ルーメン
連続点灯時間:3~200時間
重量:約127g
ビーコンライトは、上部にカラビナがついている吊り下げ式のランタンです。
置き型タイプのランタンもスタンドに持ち手をかけて使うことも出来ますが、その場合テーブル上に影ができます。
しかし、こちらは吊り下げて使うように出来ているので、テーブルスタンドなどに吊り下げ上から照らしても影になることはありません。
ビーコンライトの明かりは、最小の30ルーメンから最大220ルーメンまで調光が可能です。
30ルーメンでは本当に近くを照らすだけといった明るさなので、あまり使うことはないかもしれません。
最大の220ルーメンは、実際使ってみると思っているよりも明るく感じましたが、連続して3時間しか使用できません。
レイルロードランタンLED
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サイズ:約32.5×14.6cm
明るさ:35〜200ルーメン
連続点灯時間:3.5時間〜100時間
重量:約960g
レイルロードランタンの名前にある「レイルロード」とは、北米の鉄道で使われていたランタンの名前からきています。
鉄製のランプシェードにはレトロ感があり、わざと気泡が仕込まれているホヤも、明かりをつけると影が独特な雰囲気でオシャレです。
明るさは最小35ルーメンから最大200ルーメンまで無段階で調整でき、暖色の明かりで癒されます。
形状によるのかもしれませんが、他の200ルーメンのランタンよりも明るく感じました。
フォレストランタンLED
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サイズ:約24.13×15.2cm
明るさ:5~200ルーメン
連続点灯時間:3時間〜80時間
重量:約510g
炭鉱のカンテラ(手提げ用の石油ランプ)をモチーフにして作られたランタンです。
IPX4の防水性能も搭載しているため、水しぶきや多少雨に濡れても大丈夫。
急な天候不良もあるアウトドアに最適ですね。
明るさは最小5ルーメンから最大200ルーメンです。
5ルーメンと聞くとかなり暗く感じますが、暖色というよりも乳白色に近い色の明かりなので、思ったより明るく感じました。
ミニエジソンランタンLED
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サイズ:約11.4×10.8cm
明るさ:35~100ルーメン
連続点灯時間:5時間〜20時間
重量:約150g
サイズがかなり小さく、テーブルの上に置いて使うよりも吊り下げて使用する方が良い感じです。
ただ、形状的に吊り下げて使用しても下の方が照らせないので、可愛いデザインで雰囲気を楽しみたい方におすすめ。
明るさは最小35ルーメンと、最大100ルーメンの2段階をスイッチで調整できます。
給電方法は電池式なので、地震などで停電になったときのも活躍しますね。
エジソン ペンダントライトLED
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サイズ:約11.4×10.8cm
明るさ:35~100ルーメン
連続点灯時間:5時間〜20時間
重量:約150g
小型のLEDランタンです。1つでもオシャレですが、5つまで連結出来るのでテントサイトを装飾するなら連結するのがおすすめです。
明るさは最小35ルーメンから最大100ルーメンと、あまり明るくはありませんが連結することで十分な明るさを確保できます。
モバイルバッテリーにつないで使用でき、小さなバッテリーでも1泊くらいなら充電が切れることはありませんでした。
USB充電以外に乾電池でも使用できるため、万が一充電を忘れてしまった時や、災害時にも活躍します。
ベアボーンズランタンの明るさってどのくらい?おすすめ商品も紹介!:まとめ
まとめポイント
- ベアボーンズのランタンは全てLEDランタンで、給電方法は3パターンある
- 明るさを表す単位は色々あり、LEDランタンはルーメンで表示される
- メインランタンには、ファミリーキャンプで1000ルーメン以上、ソロキャンプで400ルーメン以上必要
- ベアボーンズのランタンはメインランタンではなくサブランタンに向いている
ベアボーンズのランタンはメインランタンとして使うというよりも、サブランタンとしてキャンプサイトを彩るのに最適です。
明るさはあまりありませんが、オシャレな見た目と暖かな優しい明かりで、キャンプの夜を癒してくれること間違いなし。
ランタンを使ってキャンプサイトの装飾を考えている方は、ベアボーンズランタンの独特な雰囲気を体験してみてはいかがでしょうか。