そんな疑問にお答えします。
オイルランタンは燃費が良くて、キャンプの夜の雰囲気づくりにバッチリのランタンです。
そんなオイルランタンの燃料は3種類。
ホワイトガソリンと灯油(ケロシン)、そしてパラフィンオイルといったランタンオイルです。
ランタンオイルは消防法で定められた危険物ですので、取り扱い方に注意が必要です。
特に引火点について知っておかないと、気づかないうちに危険な使い方をしているかもしれません。
例えば、以前私はホワイトガソリンをペットボトルに小分けして使っていたのですが、これは非常に危険な行為。
どれだけ危険なことをしていたか、今考えると背筋が凍ります(汗)。
安全で快適にキャンプを楽しむためにもランタンオイルの特徴と取り扱い方を確認していきましょう。
目次
①ホワイトガソリン
1つ目のランタンオイルはホワイトガソリン。
ホワイトガソリンはコールマンのガソリンランタン専用のランタンオイルです。
灯油ランタンなど他のランタンに使うことはできませんので注意してください。
アウトドアショップやネットショップなどで手に入れることができます。
ホワイトガソリンの特徴
ホワイトガソリンは非常に燃焼効率が良い燃料ですが、キャンプをする上で注意すべきはホワイトガソリンの引火点の低さ。
引火点とは液体が気体になる温度のことでホワイトガソリンは-40℃と非常に低温。
たとえ冬でも燃料の入った容器のキャップを開けたままにしておくと、中のホワイトガソリンが可燃性の気体になって徐々に減っていきます。
ちなみに常温で蒸発することを揮発(きはつ)と言います。
取り扱い方
引火点が-40℃なので基本的にどんなところでも揮発します。
ホワイトガソリンが入った容器のキャップは必ず閉め忘れがないようにしてください。
また、金属製の専用容器に入れる必要があります。
ペットボトルなどのプラスチック製の容器に入れて使うのは厳禁です。
ホワイトガソリンの入ったプラスチック容器は静電気がたまりやすく、引火点の低いホワイトガソリンは簡単に引火してしまうからです。
ペットボトルにホワイトガソリンを入れるなんて、私はとても危険なことをしていたんですね。
ホワイトガソリン(コールマン)
[出典引用: Amazon]
こちらはコールマンの純正品のホワイトガソリンです。
他のオイルと区別するために、青色に着色されています。
1L缶は持ち運びにちょうどいい大きさ。
防さび剤も入っているので、ランタンのメンテナンスの面でうれしい商品です。
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②灯油(ケロシン)
続いては灯油ランタンの燃料、灯油(ケロシン)の特徴と取り扱い方の解説です。
灯油ランタンにはハリケーンランタンや小型のオイルランプなどがあります。
他の2種類のオイルよりも入手できる場所が豊富。
主にガソリンランタンやホームセンターで購入することができます。
少し変わったところでは業務スーパーや灯油の配達業者、お米屋さんで売っていることもありますよ。
他のオイルと違い、ネットでの購入は一般的ではありません。
灯油の特徴
灯油の引火点は40℃。
ホワイトガソリンほどでなくても非常に低い引火点です。
また、鼻を刺すような臭いがあり、黒い煤(すす)が出るので掃除などメンテナンスが必須になります。
価格は3種類のオイルの中で最も安価です。
ガソリンスタンドでは18Lの価格で表示されていますが、仮に約1,800円程度だとすると1Lあたり約100円。
1日約8時間の使用で100ml程度とすればなんと10円。
コストパフォーマンスは最高ですね。
取り扱い方
灯油も引火点が低いので注意が必要です。
ホワイトガソリン同様に容器のキャップの閉め忘れにご注意。
ポリタンク(ポリエチレン製)などのキャップがしっかりと閉まる容器を使います。
日の当たらない涼しい場所に保管することが基本です。
日の当たりのいい場所に長時間置くことはなるべく避けてください。
ホワイトガソリンのように静電気による引火の可能性もゼロではありません。
金属性の容器で保管するとより安全ですよ。
高純度白灯油 スターケロシン(スター商事)
[出典引用: スター商事公式HP]
こちらはスター商事が販売するネットで購入できる灯油。
スター商事はフュアーハンドランタンやペトロマックスランタンの取り扱いで有名ですよね。
一般的な灯油よりも燃焼効率がよく、明るい炎を楽しめます。
価格が高いのが、少し残念。
③パラフィンオイル
最後のランタンオイルはパラフィンオイル。
灯油ランタンに使用します。
安全性が高いのでパラフィンオイルをメインの燃料にするキャンパーもいます。
入手先はアウトドアショップやネットショップが一般的。
パラフィンオイルの特徴
パラフィンオイルは引火点95℃以上で揮発しにくいランタンオイルです。
灯油と違い、臭いが少なく燃焼後の黒い煤(すす)が出ないのでメンテナンスも簡単ですよ。
弱点は価格の高さ。
価格は灯油に比べて約10倍です。
しかし、10倍と言っても100mlあたり約150円ほど。
キャンプ1日で150円と考えるとそれほど高く感じませんね。
私はキャンプに行くのは多くても月に2、3回ですし、安全性も考えてパラフィンオイルをメインに使っています。
取り扱い方
パラフィンオイルも危険物ではありますが、引火点が95℃以上なので安全性が高いランタンオイルと言えます。
3種類のランタンオイルの中で唯一ペットボトルでの持ち運びが可能です。
100均の容器などに小分けにして使うのも便利でいいですね。
スターパラフィンオイル(スター商事)
[出典引用: スター商事公式HP]
おすすめのパラフィンオイルはこちら。
スター商事はフュアーハンドランタンの正規代理店。
自社のランタンと相性の良いパラフィンオイルを販売しています。
フュアーハンドランタン愛用者に特におすすめしたいランタンオイルです。
加えてもう1つおすすめのご紹介。
防虫効果もあるパラフィンオイルです。
ユーカリやミントなどの天然ハーブがオイルに含まれていて、虫や蚊を寄せ付けません。
もちろん燃料としての品質も高く、灯油ランタンとの相性も最高です。
虫や蚊が多い夏に威力を発揮しますよ。
虫よけスターパラフィンオイル
[出典引用: スター商事公式HP]
ランタンオイル3種類を徹底解説!それぞれの燃料の特徴と取り扱い方: まとめ
まとめポイント
①ホワイトガソリン
引火点が非常に低いので、必ず金属製の専用容器に入れて使う
②灯油(ケロシン)
引火点が低く、容器にはポリタンクなどを使用する
③パラフィンオイル
引火点が高く、ペットボトルで持ち運べるくらい安全性が高い
オイルランタンはキャンプの楽しさを一層高めてくれるアイテムですが、燃料のランタンオイルは危険物。
しかし、引火点や保管の際の注意点を知っておけば安全に使用することができます。
安全にオイルランタンを使って快適なキャンプを楽しんでください。