そんな疑問にお答えします。
キャンパー愛用のオイル式ランタン。
雰囲気が抜群、ムードがあるなどオイル式ランタンに魅了されるキャンパーは数知れず。
私もそんなキャンパーの一人ですが、大自然の中でオイル式の炎がかもし出す雰囲気はまさに最高の一言。
オイル式ランタンを用いることで非日常感が増し、キャンプの夜が格別なものになりますよ。
そんな雰囲気づくりにバッチリなオイル式ランタンですが、加圧式と非加圧式の2種類あってそれぞれ特徴が大きく異なります。
今回は加圧式と非加圧式の特徴を詳しく解説し、オイル式ランタンには実際にどんな商品があるのかを見ていきます。
目次
加圧式オイルランタンの特徴
オイル式ランタンは灯油などの石油由来の液体燃料を使うランタンのことで、オイルランタンと呼ばれることもあります。
オイル式ランタンの魅力は雰囲気づくりに最適な点ですが、さらに加圧式と非加圧式に分けることができます。
まずは加圧式の特徴から見ていきます。
加圧式の特徴は主に3つ。
①抜群の明るさ
この投稿をInstagramで見る
加圧式の第一の特徴は明るさです。
加圧式のランタンの明るさは、オイル式以外のすべてのランタンと比較してもトップクラス。
それでいて加圧式の明るさは、他のランタンには出せない独特の趣のある雰囲気も兼ね備えています。
メインランタンとして最適
キャンプでのランタンの主な使い方はメインランタンとサブランタンの2つ。
メインランタンはテントサイト全体を明るく照らすために使うので、大光量の明るさが必須です。
メインランタンには1,000ルーメン以上の明るさが必要とされますが、加圧式のランタンでこの明るさを下回るものはまずありません。
②明るさを調節できる
加圧式は明るさを調整することも可能。
明るすぎると思ったら、燃料バルブや器具栓つまみで簡単に調整できます。
サブランタンとしても使える
明るさを調節できるので、程よい明るさが必要なサブランタンにも使えます。
食卓を飾るテーブルランタンとして使ったり、テントの外でランタンハンガーに吊るせばテントランタンとして使うこともできますよ。
③マントルの空焼きとポンピング
加圧式にはマントルの空焼きと燃料を空気圧で気化させるポンピングという準備作業があります。
この2つが加圧式を大光量のランタンにする大きな理由なのですが、これらの作業に慣れないと手間と感じてしまうかもしれません。
これが、加圧式のオイルランタンは初心者に向かないと一般に言われているゆえんです。
しかし、この2つをキャンプのアトラクションの一部と考えるとキャンプの楽しみ方の幅が広がります。
実際にベテランキャンパーにはこの作業があるからこそ加圧式を愛用しているという方も多数。
私も空焼きやポンピングを毎回楽しみながらやっています。
これをやることで不思議とこれから訪れるキャンプの夜の楽しい想像がふくらみ、気持ちが高まっていくのを感じるんです。
非加圧式オイルランタンの特徴
次は非加圧式の特徴について。
非加圧式は加圧式以上に雰囲気づくりに適したランタンです。
主な特徴は2つです。
①使い方が簡単
構造と使い方は加圧式よりシンプル。
非加圧式は灯油などの燃料に浸した木綿や化学繊維の芯に火をつけるだけ。
加圧式と違い、マントルの空焼きやポンピングなどの準備作業はありません。
②雰囲気づくりは全ランタン中で一番
非加圧式に明るさはありませんが、炎の雰囲気の良さは加圧式以上です。
食卓を彩るテーブルランタンにピッタリ。
また、インテリア性が高いランタンが多いので、飾っておくだけでも十分存在感を発揮しますよ。
非加圧式の種類
非加圧式には、ハリケーンランタンとランプがあります。
ハリケーンランタン
1833年に原型がつくられたクラシックなデザインのランタン。
その名の通り、強風や雨などの悪天候下でも安定した明かりを提供します。
この投稿をInstagramで見る
映画や小説でよく見かける形のランタンなので、ランタンといったらこのハリケーンランタンをイメージする方も多いのではないでしょうか。
レトロ感のあるデザインながらも、格好良さもありますよね。
家の棚に飾ってインテリアにしても最高です。
ランプ式
厳密にはランタンではなくランプですが、キャンプで食卓に置けば立派なテーブルランタンになります。
傘やフタの部分がないのが外見の特徴です。
この投稿をInstagramで見る
ランプの形と明かりの雰囲気がとても美しいですね。
ランタンと違いメーカーも種類も多く、インテリア性の高いものがたくさんあります。
自分好みのランプをいろいろと探してみるのも面白いですよ。
おすすめのオイル式ランタン
ここではオイル式ランタンのおすすめをご紹介していきますね。
まずは加圧式ランタンのおすすめから。
加圧式ランタンのほとんどはコールマン社のガソリンランタンです。
日本ではほぼ流通していませんが、加圧式の灯油ランタンも一部販売されています。
ノーススター チューブマントルランタン
[出典引用: Amazon]
チューブマントルランタンはキャンパーから高い支持を得るコールマンの看板商品。
ガソリンランタンの中でトップの明るさを誇ります(230W相当)。
ガソリンランタンの点火作業は火に勢いがあるので恐いという方もいますが、こちらは自動点火装置が付いています。
ボタンを押すだけで点火完了。
ペトロマックス HK500
[出典引用: Amazon]
こちらのペトロマックスHK500はベテランキャンパー憧れの加圧式オイルランタン。
日本ではほぼ流通していない、数少ない加圧式の灯油ランタンです。
明るさはなんと驚異の400W。
すべてのランタンの中で一番の明るさかもしれません。
キャンプ場で使えば存在感抜群、他のキャンパーの目を引くこと間違いなし。
私も欲しいのですが、お値段もベテラン価格で中々手が出ません(泣)。
次は非加圧式のおすすめをご紹介します。
非加圧式はハリケーンランタンとランプの2種類。
フュアハンドランタン 276ジンク
[出典引用: Amazon]
1893年にドイツで誕生してから当時のままのデザインを保つロングセラー商品。
かわいい見た目に反して、ハリケーンランタンの名前にふさわしい雨風に強い質実剛健な造りになっています。
現在でも高い人気を誇るランタンです。
デイツ ハリケーンランタン D78黒金
[出典引用: Amazon]
こちらはアメリカのデイツ社の人気ランタン、ハリケーンランタンD78黒金。
デイツのランタンはD78黒金以外にも多彩なサイズとカラーのランタンがあります。
デザインも抜群にカッコイイ。
ムラエ アンティークオイルランプ
[出典引用: Amazon]
こちらはムラエ商事が販売するオイルランプ。
ヨーロッパ調の個性的なデザインのランプです。
テーブルランタンとして使えば、食卓の雰囲気を一層盛り上げてくれるでしょう。
オイル式ランタンってどんなランタン?加圧式と非加圧式の違いを解説: まとめ
ポイント
・オイル式ランタンは雰囲気づくりに適している
・加圧式ランタンの特徴
- 抜群に明るい
- 明るさを調整することもできる
- マントルの空焼きとポンピングが必要
・非加圧式ランタンの特徴
- 使い方が簡単
- ゆらめく炎、インテリア性などは加圧式以上に雰囲気づくりに最適
オイル式ランタンは雰囲気づくりに最適で、他のランタンにはない魅力がたくさんあります。
加圧式ではマントルの空焼きとポンピング、非加圧式では明るさがないといった一見欠点に見えることでさえもキャンプでは大きな魅力になります。
ぜひご自分でも実際に使ってみて、オイル式ランタンの新たな魅力を発見してみてください。