その質問にお答えします。
バイクツーリングとキャンプを同時に楽しむ事をキャンプツーリング、略して「キャンツー」と呼び、最近注目されています。
もちろん今までも、バイクでキャンプを楽しむ愛好家の方は一定数いましたが、キャンプブームで更に増えた印象です。
キャンツーに持っていくランタンには、コンパクトで機能的なLEDランタンを選ぶ人が多いですが、私はオイルランタンをおすすめします。
なぜ、バイクでの持ち運びにも手間のかかるオイルランタンをすすめるのか、疑問に思う方もいますよね。
そこで今回はキャンツーの魅力をはじめ、オイルランタンをおすすめする理由を解説。
この記事を読めば、オイルランタンを持ってキャンツーに行きたくなりますよ。
目次
キャンツーの魅力
私は今まで、キャンプといえば車で家族と出掛けるイメージでした。
しかし最近はコロナ禍というのも関係あるのか、バイクでソロキャンプに行く人が増加。
まずは、キャンパーさん達を虜にするキャンツーの魅力を紹介します。
キャンプ場までの道のりも楽しめる
キャンツーの良さといえば、車とは違い自然を肌で感じながらキャンプ場まで移動できるところです。
自然を眺めながらツーリングを楽しんだ後でキャンプをする為、楽しみが常に持続し、最高の1日になること間違いなし。
しかも日本は四季がハッキリしているため、季節によって色々な景色を楽しむ事ができます。
キャンプツーリングには適した環境と言えますね。
荷物がコンパクトで身軽
バイクは積載量に限りがあるので、持っていく荷物が比較的少なくなります。
車だと荷物がたくさん積めるので、大量の荷物を載せてしまい、その分荷物の上げ下ろしが大変です。
また、ソロキャンプであれば他の人とスケジュールを合わせる必要もないので、「キャンプに行きたい」と思ったら、すぐに出発できます。
注意ポイント
キャンツーでは通常のキャンプよりも雨や風などの影響を受けるため、天候にかなり左右されます。
安全運転で走行するためにも、キャンツーを予定している場合は天気予報をこまめにチェックしましょう。
オイルランタンってどんなランタン?
最近キャンプを始めた人の中には、LEDランタンしか使ったことがないという人も多いと思います。
確かに他のランタンに比べて扱いが簡単で、メンテナンス等も必要ない為、私も初めの頃はLEDランタンしか使っていませんでした。
でもオイルランタンを使いだしてからは、オイルランタンばかりを愛用しています。
ここからは、オイルランタンについて詳しく紹介していきます。
オイルランタンの種類
オイルランタンは、加圧式と非加圧式の2つの種類に分けることが出来ます。
加圧式は光量が強く、ファミリーキャンプ等でのメインランタンにおすすめ。
しかし、事前準備やメンテナンスに手間がかかるので扱いが難しいと言われています。
また、本体サイズが大きいのでキャンツーにはあまりおすすめ出来ません。
私がキャンツーにおすすめなのは、非加圧式のオイルランタンです。
非加圧式は光量は少ないですが、昔ながらのレトロな雰囲気がキャンプの夜にピッタリです。
加圧式ランタンのような手間はないので、初心者でも扱いやすいランタンと言えます。
使用する燃料は?
オイルランタンで使える燃料には、灯油とパラフィンオイルがありますが、コストパフォーマンスを考えると、灯油を使うのがおすすめです。
しかし、灯油を使うとどうしてもニオイやススが出るので、私は灯油ではなくパラフィンオイルを使用しています。
パラフィンオイルの価格は灯油の10倍ほどですが、燃費が良いので財布を痛めるほどではなく経済的です。
タンク容量300mlの場合、タンクの8割ほどの燃料で約20時間光り続けるので、他の燃料を使うランタンよりコスパは良いと言えます。
私は虫が苦手なので、通常のパラフィンオイルよりも少し価格が高いですが、虫除けタイプのパラフィンオイルを愛用中です。
オイルランタンの魅力
オイルランタンは、持ち運び的に積載量に限りのあるキャンツーには不向きです。
不向きなのは分かっているのですが、それでも持って行きたくなるほど、キャンプで使うオイルランタンの雰囲気は最高なんです。
オイルランタンのどんな点が魅力なのか、詳しく紹介します。
炎に癒される
オイルランタンは、ガソリンランタンやLEDランタンなど他のランタンと比べると、決して明るくはありません。
しかし炎の暖かみのある明かりが、周囲を柔らかく照らしてくれるので雰囲気作りにピッタリです。
最近はオイルランタンのような、炎の揺れを再現しているLEDランタンもありますが、やっぱり本物には勝てません。
強風に強い
非加圧式のオイルランタンは強風でも炎が消えないことから「ハリケーンランタン」とも呼ばれています。
雨や強風の環境下でも明るさが安定している為、アウトドアに最適です。
キャンプは急な天候不良もあるので安心できますね。
デザインがレトロでおしゃれ
また、オイルランタンは歴史が古く、レトロなデザインのおしゃれな商品が多くあります。
テントサイトに置いておくだけで、雰囲気がぐっと良くなること間違いなし。
また、キャンプなどで使わない時には、家に置いて置くだけでインテリアにもなります。
バイクでのオイルランタンの持ち運びに注意
LEDランタンは、持ち運びの際に特に注意する点はないですよね。
ですが、オイルランタンは気をつけなければならない点があるので、紹介します。
燃料を入れる容器
キャンツーに行くなら本体だけではなく、燃料を持っていく必要があります。
パラフィンオイルは市販されている容器でも持ち運びは可能です。
市販の容器のままキャンツーに持っていくなら、2Lなどの大容量ではなく250mlなどを購入するのがおすすめ。
灯油はパラフィンオイルと違い、持ち運びには注意が必要です。
たまに、灯油をペットボトルに入れて持ち運んでいる方を見かけますが、ペットボトルが変形して灯油が漏れる危険があります。
そのためペットボトルに入れて持ち運ぶのは、消防法の観点からもNGです。
ガソリンや灯油は、持ち運ぶための専用ボトルがあるので、そちらを使うようにしましょう。
ちなみに私が愛用しているボトルはこれです。
SOTO フューエルボトル
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容量が400mlとコンパクトなので、積載量に限りのあるキャンツーでも邪魔になりませんよ。
注意ポイント
ガソリンスタンドでこの商品に直接給油することは出来ないので注意しましょう。
本体の持ち運びは?
オイルランタンはホヤがガラスのため、持ち運ぶ際に割れる可能性があります。
そのため、本体を専用のケースに入れて持ち運ぶのが一般的。
私が最近購入したのは、こちらのランタンケースです。
KIRIRU タクティカルランタンケース
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全方位からの衝撃に強いので、キャンツーに持って行くにも安心です。
もし気にいるものがなければ、帆布(はんぷ)を使いケースを自作するキャンパーさんもいますよ。
積載量も確認しよう
バイクでキャンプに行くのは良い事が多いですが、ただ1つ積載量の問題があります。
法律で決まっている、バイクに積載できる荷物の量について要件を確認しましょう。
長さ | 積載装置から30cm以内 |
幅 | 右、左それぞれ15cm以内 |
高さ | 地上から2m以内 |
重量 | 原付は30㎏以内、バイクは60㎏以内 |
積載装置とは?
リアキャリアやトップケースなどの事を積載装置いい、これらはサイズを気にする必要はありません。
しかし、積載装置にあたらないものはサイズに注意が必要なので、上記の表で確認しましょう。
オイルランタンのおすすめ商品!
ここからは、キャンツーにおすすめの非加圧式のオイルランタンを紹介します。
オイルランタンは種類が豊富なので、今回紹介するランタンは一部ですが参考にしてみて下さい。
フュアーハンドランタン276ジンク
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フュアーハンドは1893年にドイツで創業されたブランドです。
オイルランタンといえば、このフュアーハンドランタンが浮かぶ人も多いのではないでしょうか。
本体のサイズは創業当初から現在までワンサイズのみ。
テーブルの上で使用するには十分な明るさがあり、光量調節も簡単に出来ます。
キャプテンスタッグ オイルランタン
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アンティークのようなデザインと手頃な価格で人気があります。
明るさは本体の大きさに対してやや乏(とぼ)しく感じますが、キャンプの雰囲気作りとしては十分です。
タンクにある燃料の注ぎ口も十分な広さなので、注油には苦労しません。
デイツ ハリケーンランタン D78黒金
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「DIETZ78」といえば、フュアーハンドと並んで人気な商品です。
私は何よりも、この本体の黒金カラーがカッコよくて気に入っています。
明るさもこのサイズのオイルランタンとしては十分あるので、キャンツーにもってこいですね。
オイルランタンを持ってキャンツーに行こう!おすすめ商品も紹介!:まとめ
まとめポイント
- キャンツーは荷物がコンパクトで、キャンプ場までの道のりも楽しめる
- オイルランタンには2種類あり、キャンツーには非加圧式がおすすめ
- オイルランタンの魅力は強風に強く、炎の揺れに癒されるところ
- ランタン本体と燃料の持ち運びには専用のケースやボトルを使用する
キャンツーには車で行くキャンプとは違う魅力がありますね。
手軽なLEDランタンを持っていくのも良いですが、少しの手間を掛けてオイルランタンを持っていってみませんか?
雰囲気の良いオイルランタンでキャンプの夜を楽しみましょう。