そんな疑問にお答えいたします。
夜のキャンプに欠かせないアイテム、ランタン。
そんな中でもキャンパーに根強い人気があるのが、ガソリンランタン。
暖かみのある光は、古くからキャンパーに愛されています。
キャンプ初心者の中にはガソリンランタンの操作は難しそうだな、と苦手意識を持っている方も多いのでは無いでしょうか?
今回はそんなキャンプ初心者にこそ知ってほしい、ガソリンランタンのメリットについてお伝えいたします。
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目次
ガソリンランタンの基本知識
ガソリンランタンとはホワイトガソリンが主な燃料となるランタンを指します。
キャンプ初心者の方はそもそものガソリンの違いが気になりますよね。
まずは基本的なガソリンランタンの燃料についてお伝えいたします。
ホワイトガソリンとレギュラーガソリンの違い
[出典引用:Amazon]
ガソリンランタンの燃料であるホワイトガソリンとレギュラーガソリンは同じガソリンでも異なる存在です。
ホワイトガソリンは添加物が含まれていないガソリンで純度が高いのが特徴。
対してレギュラーガソリンは車のエンジンに適した燃料になるよう、添加物が配合されています。
ガソリンランタンの種類の中には、レギュラーガソリンが併用できるものもありますが、基本はホワイトガソリンを使用します。
ホワイトガソリン専用のランタンに、誤ってレギュラーガソリンを使用しない様、気を付けてくださいね。
レギュラーガソリンが併用できるガソリンランタンはこちら
Coleman コールマン 285 ツーマントル デュアルフューエル ランタン
[出典引用:Amazon]
マントルが二つあり、レギュラーガソリンが併用できるガソリンランタン。
専用のケースもついているので持ち運びにも便利ですよ。
照らすにはマントルが必要不可欠
ガソリンランタンがその灯りを照らす為には、本体にマントルを設置する必要があります。
ガソリンに火をつけて燃やすだけではただの炎になりますが、マントルが設置される事で明るく広範囲を照らすランタンとなります。
ランタンによって取り付けるマントルの形がチューブ型や袋型に分かれますが、どちらも装着するのはとても簡単です。
マントルの発光塗料を残す為、ガソリンランタンに装着後「空焼き」という一度マントルを燃やす作業があります。
空焼き後のマントルは壊れやすく脆いので、うかつに触って破らない様にしましょう。
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ガソリンランタンと他のランタンの違い
ランタンは燃料や光源によって大きく4つに分かれます。
- ガソリンランタン=ホワイトガソリンが主な燃料
- ガスランタン=ガス缶が燃料
- 灯油(オイル)ランタン=灯油やパラフィンオイルが主な燃料
- LEDランタン=LED電球が光源となるランタン
それぞれのランタンとの違いを1つずつ見ていきましょう。
ガスランタンとの違い
ガスランタンはガソリンランタンと同様にマントルを使用します。
ガソリンランタンより着火手順が少なく、キャンプ初心者が始めやすい可燃ランタンとなっています。
ココがポイント
ガソリンランタンとの大きな違いは冬場の明るさ。
ガスは長時間使用や冬場の寒い場所ではドロップダウン現象が起き、点火できなくなってしまいます。
ドロップダウン現象は大まかにいうと、周囲の温度が下がる事によって燃焼が発生しにくくなるという現象を指します。
ガス缶は特にこのドロップダウン現象が起きやすいので、冬場のキャンプに向いていません。
ガソリンランタンの燃料であるホワイトガソリンは燃料が燃え始める温度(引火点)が-50℃と低い為、冬場でも安定して照らしてくれます。
灯油(オイル)ランタンとの違い
灯油(オイル)ランタンは燃料の費用が安く、燃焼時間もガソリンランタン同様に10時間以上燃焼するコスパの良いランタンです。
ココがポイント
ガソリンランタンとの大きな違いは明るさ。
灯油(オイル)ランタンはコンパクトなサイズが多く、光量も少なめで、キャンプサイト全体を照らす事はできません。
ガソリンランタンは光量が大きいので、夜のキャンプサイトをしっかり照らしてくれます。
灯油(オイル)ランタンは雰囲気重視のランタンなので、テーブル周辺に置くと良いでしょう。
LEDランタンとの違い
LEDランタンはボタン一つで操作でき、種類によってはモバイルバッテリーとしても役立つ便利なアイテムとして、キャンプの主流となりつつあります。
また安全性の高さから、テント内のランタンとして非常におすすめのランタンとなっています。
ココがポイント
ガソリンランタンとの大きな違いは情緒のある灯り。
LEDランタンの光量は非常に明るいものも増えていますが、キャンプ場においてはやや無機質で物足りない明るさになります。
キャンプならではの情緒ある灯りを楽しめ、かつキャンプサイト全体を明るくしてくれるのはガソリンランタンです。
LEDランタンの便利な所は活用しつつ、ガソリンランタンを初めとした可燃性ランタンと併用していくことがおすすめですよ。
ガソリンランタンのメリット
ガソリンランタンと他のランタンの違いについて知ったところで、ガソリンランタンのメリットについてお伝えいたします。
メリット①光量の大きさ
ガソリンランタンのメリットを伝える上で、これは外せませんね。
ガソリンランタンは他のランタンと比べて光量が圧倒的に大きいんです。
燃料別にそれぞれのランタンの明るさをルーメンで比較しましょう。
- コールマン ノーススターLPガスランタン=約1540ルーメン
- フュアーハンド オイルランタン 276=約150ルーメン
- LUMENA2(ルーメナー2)LEDランタン=約1500ルーメン
- コールマン ノーススターチューブマントルランタン(ガソリンランタン)=約4300ルーメン
ファミリーキャンプなどではキャンプサイトも大きくなり、その分光量が必要となります。
大光量のガソリンランタンがあると夜も安心ですね。
メリット②燃焼音による癒し
ガソリンランタンは燃料を燃やして光をともしているので、明るいのに優しい暖色系の色合いをしており、見ているだけでも癒されます。
また、ガソリンランタンは燃焼時に燃料がジェネレーション内を通って気体になるのですが、その際に「シュコーーーーッ!」という音がするんです。
文字だけでは分かりづらい方はこちらの動画で音を確認してみてください。
メリット③着火手順の多さ
ガソリンランタンは着火する際、LEDランタンと比べると手順が多くなります。
そう思われる方も多いと思いますが、逆にこの手順の多さがメリットなんです。
ガソリンランタンを着火する為に、燃料を注いでマントル付けて空焼きし、ポンピングをして火をつける必要があります。
この作業をしっかりおこない、ガソリンランタンに火が灯ったとき、大きな達成感が得られるのです。
ボタン一つで便利なのも良いのですが、折角のキャンプでしたら不便さを楽しんでみましょう。
色々便利な世の中になっている今こそ、ガソリンランタンで非日常感を味わっていきましょう。
【今こそ知ってほしい!】ガソリンランタンのメリットを詳しく解説:まとめ
今回はキャンプ初心者にこそ知ってほしいガソリンランタンのメリットについてお伝えしました。
今回の記事のポイント
ガソリンランタンはホワイトガソリンが主な燃料
ガソリンランタンは他のランタンと比べてとにかく明るい
ガソリンランタンならではの燃焼音が魅力の1つ
ガソリンランタンでキャンプならではの一手間を楽しもう
ガソリンランタンは他のランタンと比べて圧倒的に明るく、キャンプサイト全体を照らしてくれます。
着火に手間がかかる分、一人で最後まで着火した際の喜びはとても大きいんです。
メンテナンス次第でとても長持ちするランタンなので、親子二代に渡って使用することもできます。
ガソリンランタンのメリットを知って、達成感を是非とも味わってください。
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