キャンパーにとって、憧れの存在ともいえるガソリンランタン。
操作が難しそうだからと、購入を断念している方も多いのではないでしょうか?
ですが、ガソリンランタンを今使用しているキャンパーも、元を辿ればキャンプ初心者だったはず!
操作に手間はかかりますが、一度覚えてしまえばキャンプ初心者でもガソリンランタンは使いこなせます。
今回はキャンプ初心者に知ってほしい、ガソリンランタンの正しい付け方についてご紹介いたします。
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目次
ガソリンランタンについて知ろう!
ガソリンランタンはホワイトガソリンなどが主な燃料となるランタンを指します。
特徴は大きく分けて、3つあります。
- 光量が明るい
- 寒さに強く、火力が安定している
- コスパが良い
1つずつ見ていきましょう。
光量が明るい
ガソリンランタンは、数あるランタンの中でもハイパワーで非常に明るいのが最大の特徴。
マントルという発光体を用いて、パワフルな光が広がります。
キャンプ全体を照らすメインランタンとして、大いに活躍してくれますよ。
寒さに強く、火力が安定している
主な燃料であるホワイトガソリンは、引火点が-50度と低いため、気温が低い中でも燃焼し続けることができます。
ガスランタンなどは冬場は火力が安定しませんが、ガソリンランタンは冬場でも高火力を保ったまま、照らし続けてくれます。
夏場もその明るさから、虫を寄せ付ける役割を果たしてくれるため、季節問わず役立つランタンなんです。
コスパが良い
ガソリンランタンは燃焼時間が平均10時間と長いため、ガソリンの補充が少なくて済みます。
そのため、燃料のホワイトガソリンを使用する量も少なくて済み、ランニングコストが抑えられます。
気を付けておきたいのが、燃料のホワイトガソリンについて。
自動車に使用されるレギュラーガソリンとは内容が異なるため、誤って使用するとランタンの故障の原因や事故の危険性があります。
購入時に間違えないように注意が必要です。
ガソリンランタンにおすすめの燃料はこちら
コールマン エコクリーン 4L
[出典引用:Amazon]
ガソリンランタンの王道メーカー、コールマンより発売されているホワイトガソリンです。
ガソリンランタンを持つキャンパーの多くは、このホワイトガソリンを使用していますよ。
ガソリンランタンを付ける前の準備
ここでは、ガソリンランタンを付けるために必要な道具についてご紹介いたします。
準備していただきたいのがこちらの5つ。
- ガソリンランタン
- ホワイトガソリン
- ガスライター(チャッカマン)
- マントル
- フューエルファネル
ランタン本体と燃料は、もちろん必要ですし、火を付けるのにガスライター(チャッカマン)は必要不可欠ですよね。
他の材料にあるマントルとフューエルファネルについて、ひとつずつ説明いたします。
マントル
マントルはガソリンランタンで使用する発光体のことです。
LEDランタンでいうところの電球のような存在だと思って下さい。
マントルは一見するとただの袋のようですが、その袋に発光物質が塗られています。
マントルがないとガソリンランタンを光らせることができないため、準備し忘れないよう注意しましょう。
コールマン マントル
[出典引用:Amazon]
フューエルファネル
フューエルファネルは燃料をランタン本体に注ぐ際に使用する道具です。
こちらは必須というわけではありませんが、初めてガソリンランタンを使用する方には強くおすすめします。
なぜなら、フューエルファネルは燃料をこぼさず使用できるだけでなく、燃料が目安の量になったら自然と止まるように出来ているからです。
ガソリンランタンでは、燃料を入れすぎると『ポンピング』という作業の際に、燃料が吹き出てくる可能性があります。
注ぎ口からどのくらい燃料が入っているか見えづらいため、フューエルファネルは非常に便利なのです。
コールマン フューエルファネル
[出典引用:Amazon]
ガソリンランタンの付け方をご紹介!
いよいよ、ガソリンランタンの付け方の手順についてお伝えいたします。
大きく分けて、手順は4つあります。
①タンクに燃料を入れる
②ポンピングする
③マントルを取り付け、空焼きする
④点火し、ポンピングで調整する
手順の順番も重要なので、上から1つずつ詳しく見ていきましょう。
①タンクに燃料を入れる
フューエルファネルを使用して、ランタン本体に燃料を注ぎます。
燃料のホワイトランタンは気化しやすいため、タバコの火にも引火してしまう恐れがあります。
ガソリンランタンを扱う時には、火気厳禁!と覚えておいてください。
②ポンピングする
ガソリンランタン特有の手順であるポンピングをおこないます。
ポンピングは、ランタン本体の内部に圧力をかける作業を指します。
ポンピングによって、燃料のホワイトガソリンが気化して燃焼できるようになるため、しっかりとポンピングすることが重要になります。
手順は意外と簡単です。
- ランタン本体についているポンプノブを左に2回転させる。
- ノブの先端の穴を親指で押さえ、引っ張って押し込む。
- ポンプノブが押し込めなくなるまで。何度もおこなう。
- ポンプノブが押し込めなくなったら、親指を外して押し込み、右に回して閉じる。
これでポンピングは完了です。感覚としては、自転車の空気入れに似ています。
押し込んでいくうちに、空気がたまってノブが固くなっていくのを感じますよ。
お子様と一緒にする場合は、より安全面に配慮して作業しましょう。
③マントルを取り付け、空焼きする
ランタン本体に、マントルを取り付け、空焼きをしていきます。
空焼きとは、マントルの不純物を燃やして発光する部分だけを残す作業を指します。
ガソリンランタンがうまく光るには、この空焼きをしっかりすることが重要なポイントになってきます。
手順はこちらも意外と簡単。
- マントルをしっかり袋状に広げてから、ランタン本体に取り付ける。
- 本体に取り付けたら、絞めて余った紐を切り取る。
- マントルの下部から火をつけて、マントルを燃やす。
- 一度黒くなってから、灰になって白になるのを待つ。
これで空焼きは終わりです。簡単にいうとマントルを一度燃やしておくんですね。
空焼きをする際に注意するべきポイントは、マントルをしっかり広げること、取り付ける際に余った紐はきちんと切り取る、マントルにガスバーナー本体は当てない様にする、ということ。
この3点に気を付ければ、空焼きはすぐできますよ。
④点火し、ポンピングで調整する
いよいよ点火します。ホヤの下からガスバーナーを差し込み、マントルに火を近づけます。
そして本体中央部にある燃料バルブを左に回すと、マントルに火が移ります。
マントルに火が付いたら、先ほどのポンピングを再度おこない、灯りを安定させます。
これで、ガソリンランタンの着火手順は完了です。
文字だけでは伝わりづらいという方は、こちらのコールマン公式の動画をチェックしてみてくださいね。
初心者が知りたいキャンプ知識!ガソリンランタンの付け方について:まとめ
今回はキャンプ初心者が知りたい、ガソリンランタンの付け方についてご紹介しました。
今回のポイント
ガソリンランタンはハイパワーな明るいランタン
フューエルファネルはガソリンランタンを付けるのに便利な道具
ポンピングは自転車の空気入れに似ている
マントルの空焼きは細心の注意が必要
ガソリンランタンを付ける手順、意外と少ないと感じませんでしたか?
LEDランタンの様にボタン1つで終わってしまうよりも、灯りをつけるだけでものすごく達成感があります。
キャンプ初心者だからと敬遠せず、是非ともガソリンランタンを購入し、より楽しいキャンプにしてくださいね。