そんな疑問にお答えします。
キャンパーがよく愛用している、ガスやガソリンを燃料とするマントルランタン。
とても明るいのでメインランタンに欠かせないアイテムですよね。
そんなマントルランタンの明るさを支えているのが発光体のマントルです。
でもマントルの取り扱いは少し注意が必要。
触れただけでも簡単に壊れてしまうし、交換のタイミングも分かりづらい。
それに、もしマントルについて何も知らないなら以前の私のように損しているかも…。
今でも忘れません、その事実を知った友人の唖然とした顔を...(汗)。
そんな失敗をしたくない人のために、今回はマントルを交換するタイミングと交換方法について解説します。
マントルについての基礎知識を少し知っておくだけで、マントルランタンを安心安全に使いこなすことができますよ!
そうすればキャンプ仲間からあきれ顔ではなく、尊敬の眼差しで見られる…かもしれません。
目次
マントルを交換すべきタイミング
マントルを交換すべきタイミングはズバリ3つです。
1. マントルが壊れたとき
基本的にマントルは壊れない限りずっと使えます。
つまり、壊れていなければ毎回新しいマントルに交換しなくても大丈夫!
1つのマントルを30回以上使っているベテランキャンパーもざらです。
しかし、取扱いに注意していても1・2回で壊れるマントルもあります。
その場合、たまたま悪いマントルだったことも考えられるので、壊れても気にせず交換してくださいね。
2. 穴が開いたとき
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上記写真をよく見ると、上の部分に穴がたくさん空いていますね。
一見問題なく使えているように見えますが、穴が空いたまま使うと燃費が悪くなります。
また、思わぬ故障や破損につながる恐れもあるので、問答無用で交換しましょう。
私自身「このくらいなら使い続けても大丈夫かな」と穴が空いたまま使い続けて、ホヤガラスの一部を変色させてしまったことがあります。
穴が空いた部分から漏れ出た炎が原因でした…。
変色して格好悪いし、前よりホヤガラスも脆く壊れやすくなっているかも。
小さな穴でも空いたらすぐに交換ですよ。
3. 前より暗いと感じたとき
「前より暗くなってきたな」と感じたら、交換のタイミングです。
ずっと使っていると、少しずつマントルも劣化していき、徐々に光量が減少していきます。
ガスランタンやガソリンランタンといったマントルランタンは明るさが魅力ですよね。
テントサイト全体を照らす明るいメインランタンは、誘蛾灯の役割もあります。
テーブルランタンのほうが明るくて食卓に虫が寄ってきたら本末転倒。虫だらけの食卓は想像しただけでもゾッとしますね。
新しいマントルを交換して明るさを取り戻しましょう。
マントルを交換するタイミング
- マントルが壊れたとき
- 穴が空いたとき
- 前より暗くなったと感じたとき
マントルの交換方法
マントルの交換は以下の順序で行います。
1. 新しいマントルの装着
2. 空焼き
3. 点火チェック
今回はコールマン社製の2500ノーススターLPガスランタンを例に解説します。
他の製品でもマントルの交換方法と部品の名前は基本的に同じ。
一度覚えれば、他の製品もマスターしたも同然ですよ。
[出典引用: コールマン公式HP]
1. 新しいマントルを装着する
[出典引用: コールマン公式HP]
ベンチレーターとガラスグローブをはずす
部品の名前が分からないと混乱するので、ここで3つだけ覚えてしまいましょう。
- ベンチレーター(ふたの部分)
- ガラスグローブ(光源であるマントルをおおう部分)
- ベンチレーターナット(ベンチレータを固定している留め具)
ナット(留め具)をねじのように回してゆるめて、ベンチレーターをはずし、ガラスグローブをはずします。
ガラスグローブはマントルを保護する耐熱ガラスのおおいのことで「ホヤ」と呼ばれることもあります。
2500ノーススターはベンチレータとグローブが一体構造になっています。
ナットをゆるめるだけでベンチレーターとグローブを一緒にはずせてとても便利。
バーナーヘッドに新しいマントルを装着する
[出典引用: コールマン公式HP]
古いマントルの破片は、きれいに取り除いておきましょう。
破片が風などで飛んで体に付着したり、口にはいってしまうと危険です。
2. 新しいマントルを空焼きする
マントル下部から点火して、焼きムラがないように均一に焼きます。
真っ黒に焼けたら、あっという間にマントルが真っ白に変化。
これで空焼き完了。
3. 点火チェックをする
うまくマントルを空焼きできたら、あとは点火チェックです。
はずしたグローブとベンチレーターを元に戻して、ナットでしっかりと固定。
器具栓つまみでガスを出しながら点火ボタンを押す。(自動点火ボタンがついてない製品もあるため注意してください)
点火に問題がなければ、マントルの交換はすべて完了です。
一度でも火を当ててしまうと、マントルは脆く壊れやすい状態になります。
実はマントル交換後の保管の仕方もとても大切。
保管の仕方に注意するとマントルの寿命を延ばすことができるんです。
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しっかり保管してマントルを長持ちさせる
衝撃を与えないようにする
なるべく衝撃を与えないことがマントルの寿命を延ばすポイントです。
そのためにはマントルを装着したランタンを縦置きで保管することが重要。
横向きにすると衝撃がなくてもマントルが傾いて壊れることがあります。
衝撃を和らげるクッション性がある専用ケースがあると一層安心ですよ。
ソフトランタンケース2(コールマン)
[出典引用: Amazon]
補強板入りの三層構造でガラスグローブとマントルの両方をしっかり衝撃から守ってくれます。
ショルダーストラップを肩にかけて楽々持ち運びできますよ。
使わないときは折りたたんでコンパクトに収納できるから、場所を取りません。
高さが38cmあるので、大型のランタンも余裕で入ります。
サイズ: 18.5cm×18.5cm×38cm(高さ)
ソフトガードランタンケースL(ロゴス)
[出典引用: Amazon]
動かないようにしっかり固定できるベルトが中についています。
小さいサブランタンを入れた場合でも中のベルトで固定すれば安全に揺らすことなく持ち運べます。
使わないときは折りたたみ可能。
サイズ: 25cm×17cm×35cm(高さ)
ランタンケースL(コールマン)
[出典引用: Amazon]
個性的でスポーティーなデザイン。
大型のメインランタンに使うならLサイズがおすすめです。
こちらも未使用時は折りたためます。
Lサイズ: 19cm×19cm×33cm(高さ)
Mサイズ: 16cm×16cm×26m(高さ)
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まとめ ・マントル交換のタイミング3つ ・マントルの交換方法の手順 ・マントル交換後は保管にも注意する
マントルの交換を適切に行うことでマントルランタンを安心安全に使うことができます。
いつ交換のタイミングが来るか分からないので、予備の携帯もお忘れなく。