ランタン ランプ 違い

ランタンとランプの違いとは?時代や場面で変化するランタンの意味

ランタンとランプの違いは何?

そんな疑問にお答えします。

室内用のランプを見たときランタンに似ていると思ったことはありませんか。

私の体験談になりますが、インテリアショップでランタンを見つけたときのことです。

何気なく手に取ってみると、商品札には価格と一緒に商品名「ランプ」の表示が。

そのランプはどこからどう見ても古いハリケーンランタンだったので、ランプという表示に強い違和感を感じたのを覚えています。

しかし、この「ランプ」の表示は間違いではありませんでした。

実はランタンとランプの違いは見た目ではなかったのです。

今回はランタンとランプの違いについて解説していきます。

豆知識として知っておけば、キャンプの夜の話題として盛り上がること間違いなしですよ。

 

ランタンの歴史と意味の変化

ランタンとランプの違いは形じゃないの?

先に答えを言ってしまうと、実はランタンとは携帯式ランプのこと。

それに対してランプは固定して使うのが基本です。

ランプの1種なのでランタンのことをランプと呼んでも間違いではありません。

それでも、私のようにランタンをランプと呼ぶことに抵抗感を持たれる方もいるかと思います。

なぜそうなったのか、ランタンの歴史をたどりながら詳しく見ていきましょう。

紀元前300年頃にランプが発明される

ランプの歴史は古く、紀元前300年頃には動物油や植物油を使ったオイルランプが発明されています。

それまでは、木に火をつけただけのたき火やたいまつなどしか照明がありませんでした。

この頃のランプは現在のようなホヤがなく風に弱いので、ほとんど屋内用です。

街中でも夜の外は真っ暗だったんだね。

屋外用携帯式ランプ、ランタンの誕生

時代は定かではありませんが、一部地域でかなり早い時期にランプを屋外で使うための試みがなされました。

金属に穴を空けたり動物の角を薄くしたりしてホヤをつくり、ランプを外の携帯用として使えるものにしたのです。

そして、この屋外用の携帯式ランプのことを徐々にランタンと呼ぶようになります。

しかし、これらのランタンは十分な明るさがなくて風よけの効果も十分ではありませんでしたので、普及するには至りませんでした。

屋外で固定して使う現在の街灯の役割は、たいまつなどが担っていたよ。

ランタンは屋外用ランプ全般を指す言葉に変化

薄いガラス製のホヤの発明

1500年代頃からヨーロッパでガラスの製造が盛んになり、現在のものに近い薄く透明なガラス製のホヤがつくられました。

風に強くて明るいガラスホヤが大量につくられたことでランタンが一気に普及します。

主に夜の見回りのために使われましたが、携帯用だけでなく街灯としても使われました。

ちなみにこの頃はランタンをひもで吊るすことで街灯としていました。

屋内はランプで屋外はランタン

ガラスホヤはランプにも使われるようになり、ランタンと見た目に大差がなくなります。

この時代にランタンの意味が屋外用携帯式ランプから屋外用ランプ全般を指すものに変化しました。

固定式携帯式を問わず、外で使うものはすべてランタンです。

かたやランプは屋内用を指す言葉に限定されます。

固定式の街灯ができても、屋外にあったランプはランタンと呼ばれたよ。

現在では固定式をランプ、携帯式はランタン

その後時代が下って、白熱電球を始めとした電気式ランプが次々に開発されます。

すると、従来とは違う形状のより明るい電気式ランプが普及して、屋内外を問わずいたるところで使われるように。

それに伴い従来のランタンの街灯も姿を消していきます。

同時にランタンの屋外用ランプの意味も消失します。

そして現在のように、ランプの意味は固定して使う照明器具として定着。

一方で、ランタンは携帯式のランプを指す言葉に変わりました。

ライトと比較して、ランプには360°放射状に周りを照らす照明器具という意味合いもあるよ。

ポイント

意味の移り変わり

ランタン: 屋外用携帯式ランプ(誕生当初) → 屋外用ランプ全般(1500年頃~) → 携帯式ランプ(現在)

ランプ: 屋内用 → 固定式(現在)

現在では一般に屋内外問わず固定して使うのがランプ、携帯式ランプがランタンで定着しました。

ただし、使う場所によって呼び方が変わる例外があるので注意が必要です。

それでは、その例外を見ていきましょう。

 

キャンプではすべてランタン

一般に携帯式ランプをランタンと呼びますが、キャンプでは事情が異なります。

ヘッドライトやフラッシュライトなどの一点を集中して照らすもの以外は基本的になんとすべてランタン。

例えばテーブルに置いて(固定)使うものはランプかと思いきや、テーブルランタンです。

従来のランタンとはまったく形状の異なる最新のLEDランタンもやはりランタンです。

実際に使われているランタンを確認してみましょう。

ルミエールランタン(コールマン)

[出典引用: コールマン公式HP]

こちらはコールマンのキャンドル風ガスランタン。

従来のランプのような形で携帯用には見えませんがこれもランタンと呼ばれます。

雰囲気抜群なのでテーブルランタンにおすすめ。

LEDランタン2(WAQ)

[出典引用: Amazon]

従来のランタンのおもかげは一切ありません(笑)。

メインランタンに最適な驚異的な明るさを放つLEDランタン。

220gと軽量でポケットにだって入れて持ち運べる大きさ。

テーブルに置くための部品もついています。

屋内ならランタンもランプになる

もう1つの例外が屋内でランタンを使う場合です。

レストランなどでは雰囲気を演出してくれるアイテムとしてランプをよく見かけますよね。

中には、アウトドア用の本格ランタンをインテリアとして使うお店も。

このため、ハリケーンランタンなども室内用ランプとして販売されていることがあります。

基本的に屋内で置いたり固定して使うものは、本来ランタンであってもすべてランプになってしまうんです。

ハリケーンランタン D78黒金(デイツ)

[出典引用: Amazon]

こちらは老舗ランタンメーカー、デイツのハリケーンランタン。

テーブルなどに置いて室内用ランプとして使うだけでなく、置くだけのインテリアとしても使えます。

炎が灯れば夜の雰囲気を最高なものにしてくれますよ。

ランタンとランプの違いとは?時代や場面で変化するランタンの意味: まとめ

まとめポイント

  • ランプは置いたり固定して使うもの
  • ランタンは携帯式ランプのこと
  • 時代によって言葉の意味が変わる
  • 場所や使い方によっても呼び方が変わる
  • キャンプではランプもランタンと呼ばれる
  • ランタンを屋内で固定して使う、インテリアとして使うとランプと呼ばれる

時代や使う場所によって意味合いが少し変わってくるランプとランタン。

この先も意味が変わる可能性を考えると面白いですよね。

言葉って奥が深いです。

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