そんな疑問にお答えします。
ガスランタンとガソリンランタンの明るさの要であるマントルですが、いろいろな形やサイズがあって分かりづらいですよね。
同じ形に見えるのに、ルモ型、シンフォニー型、両切り型など呼び方もたくさんあります。
特に初心者にとっては混乱するキーワードだらけ。
かくいう私もいつもマントル選びに苦労していました。
今回はマントルを選ぶ際に欠かせない形やサイズ、名称について分かりやすく解説していきます。
目次
どのマントルを使えばいい?
マントルランタンを購入して初めてのマントルを選ぼうと思ったら、お店やネットショップにはたくさんのマントルがズラリと並んでいます。
どれを購入していいか分からない。
こんな経験ありますよね。
そんな時は、まず持っているランタンの純正品マントルを確認してみましょう。
まずは純正品を確認する
ランタンには対応する純正品のマントルが必ず1つあるので、お使いのランタンの説明書やメーカーのホームページでマントルの型番を確認してみましょう。
純正品を使えば、マントルを選ぶ際に形やサイズで混乱することがなくなります。
代用品を使用する場合
ランタンに対応した純正品のマントルを使用することが基本ですが、代用品のマントルを使わざるを得ない場合もあります。
災害などの緊急時に純正品が手元にない場合や予備の純正品を使い切ってしまった場合など様々な理由が考えられます。
実はマントルは形やサイズ、他社製のものに関わらずどんなものでも代用することが可能です。
しかし、なるべく純正品に近い形とサイズのものを選んだ方がランタン本来の力を発揮できるでしょう。
例えば、サイズや形が違いすぎるとランタンのホヤのマントルが収まらなかったり、思わぬ破損につながることもあるからです。
それと、代用品の使用は自己責任になるということにも十分注意して下さい。
万が一何かあったとき、純正品のマントルでないと製造物責任法(PL法)の適応外となります。
ポイント
- マントルは基本的に純正品を使う
- 代用マントルを使う場合は純正品に近い形とサイズのものを選ぶとよい
- 代用マントルは自己責任で使用する
マントルの形とサイズ
マントルの扱いに慣れてきたら、形やサイズ、マントルの名称などについても知っておいたほうがいいでしょう。
違いを見分けられたほうが代用マントルを探す際により良いものを選べますよ。
それに純正品のマントルを使う場合でも、何も知らないと間違って類似品を購入してしまうことがあるかもしれません。
それでは、マントルにはどんなタイプのものがあるのでしょうか。
マントルのタイプは大別すると2種類です。
上からかぶせるタイプ
[出典引用: Amazon]
販売されているマントルで最も多いのは、バーナーを覆うように上からかぶせるタイプのマントル。
上下の穴をバーナーに突き通して装着します。
上下に穴が空いているため、両切り型や両穴型と表記するメーカーもあります。
ランタンのバーナーが下から伸びている小型のガスランタンに使うことが多いですね。
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マントルを広げると提灯のような形をしています。
キャプテンスタッグのマントル
[出典引用: Amazon]
上からかぶせるタイプをのマントル使う場合は、お使いのランタンのホヤの大きさに合わせてサイズを選んでください。
大きいホヤには縦横の直径が長いLサイズ、小さいホヤには直径が短いSサイズといった具合です。
キャプテンスタッグ社のマントルはシンプルにSMLの3種類だけなので、混乱せずに購入できますね。
Lサイズ: 径90mm(縦横9cm)
Mサイズ: 径70mm(縦横7cm)
Sサイズ: 径60mm(縦横6cm)
吊り下げるタイプ
[出典引用: Amazon]
かぶせるタイプと同じくらい多いのが、こちらの吊り下げるタイプのマントル。
マントルの上から出ているバーナーにマントルの口(穴)をひもやクリップで固定して、吊り下げて使います。
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口(穴)が1つで袋の形が特徴的ですね。
吊り下げタイプのほとんどはコールマン社のガソリンランタンに使用するマントルです。
大王マントル
[出典引用: Amazon]
こちらの大王マントルは吊り下げるタイプの代用マントルにピッタリです。(袋の形のマントル)
大王マントルはアメリカの大手マントルメーカーのピアレスの日本での商品名。
空焼き後でも丈夫で明るい大王マントルは、一部のキャンパーには熱狂的人気を誇ります。
コールマンのマントルは21A型と95型から選ぶ
マントルランタンの逸品を数多く販売している大手アウトドアメーカーのコールマン社。
コールマンのガスランタンやガソリンランタンを使用している方は多いと思います。
私も愛好者の一人で、2500ノーススターLPガスランタンがお気に入りです。
メインランタンにバッチリの明るさがあって、使い勝手も文句なし。
最高のランタンです。
でも、コールマンのマントルを購入するときは少し注意が必要です。
いろいろあるマントルのラインナップ
ルモ型、シンフォニー型、51型、20型、21A型、95型。
何やらたくさんありますね。
コールマンのランタンは数量限定で販売されたり、製品のリニューアルがとても多いメーカー。
そのため、アフターサービスとして過去に販売していたランタンのマントルも販売しているのです。
購入者にとってアフターサービスの充実はありがたいことなのですが、コールマン初心者は混乱してしまいます。
現在販売されているコールマンのランタンで使うマントルは、21A型と95型の2種類。
他のマントルは過去にコールマンで販売していたランタンのアフターサービス用です。
ちなみにルモとシンフォニーは過去にコールマン傘下だったキャンピングガス社のガスランタンの商品名です。
私は「型」と聞いて、ルモとシンフォニーは何がどう違うのだろうと思っていました。
違いはマントルの大きさくらいだと知ったときは「紛らわしいな~」と思いましたね。
21A型マントル
[出典引用: コールマン公式ホームページ]
21A型マントルはワンマントルランタンとツーマントルランタンの2種類のガソリンランタンに使用します。
マントル上部のバーナーに吊り下げるタイプで、ひもかクリップでバーナーに固定します。
画像は、ひねるだけで簡単にバーナーに固定できるインスタクリップの21A型マントル。
ワンマントルランタン(ガソリンランタン)
[出典引用: Amazon]
メインランタンとして十分な明るさをもつコールマンの看板商品。
ガソリンランタン特有の温かみのある光はキャンプの夜を彩ります。
ツーマントルランタン(ガソリンランタン)
[出典引用: コールマン公式ホームページ]
21A型マントルを2つ装着して使うツーマントルランタン。
2つのマントルでワンマントルランタン以上の明るさが出せます。
95型マントル(アコーディオン型)
[出典引用: コールマン公式ホームページ]
95型マントルは、アコーディオン型とも呼ばれる特殊なマントルです。
かぶせるタイプのように上下に穴が空いている両切り型ですが、吊り下げるタイプのようにランタン上部のバーナーにクリップで固定します。
下の画像のようにもう一方の穴は、ランタン下部のマントルサポートという部分に固定してマントルを安定させます。
[出典引用: コールマン公式ホームページ]
95型マントルは以下3つのコールマンランタンにしか使われません。
ランタンの中でもトップクラスの明るさを持つものばかりです。
2500ノーススター(ガスランタン)
[出典引用: Amazon]
約1,543ルーメンでキャンプサイト全体を明るく照らします。
高い人気を誇るガスランタンで、初めてのマントルランタンにぜひおすすめしたい商品。
ノーザンノバ(ガスランタン)
[出典引用: Amazon]
なんと2500ノーススターの約2倍の3,000ルーメンという驚きの明るさ。
95型マントルを2つも使っています。
ノーススター チューブランタン(ガソリンランタン)
[出典引用: Amazon]
こちらはキャンパー憧れのノーススターチューブマントルランタン。
ガソリンランタンの中で最も明るいのに、夜のキャンプの雰囲気を壊さない温かみのある光が特徴。
2500ノーススターLPガスランタン以上の明るさをもちます。
キャンプ上級者になったら、一度は使ってみたいランタンです。
ランタンマントルは形やサイズによって何が違う?正しい選び方とは?: まとめ
まとめポイント
- まずは純正品を使う
- 代用マントルを使うなら、純正品に近い形とサイズのものを使う
- 代用マントルの使用は自己責任
- マントルは上からかぶせるタイプと吊り下げるタイプの2種類ある
- コールマンはマントルのラインナップが豊富なので混乱してしまう場合がある
- コールマンのランタンで使用するマントルは主に21A型と95型の2種類
たくさんのマントルが販売されているので初めは選び方で混乱してしまうかもしれません。
でも、一度ポイントを押さえてしまえばもう迷うことはありませんね。
まずはお使いのランタンに対応する純正品のマントルを使ってみることをおすすめします。
そして、緊急用の予備向けに、使い勝手のよい代用のマントルもぜひ探してみてください。